ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)
5-9-7 撮影のヒント(4)その他
その他、撮影のヒントになりそうな項目をまとめて紹介します。
・白い被写体を白く写すには、プラスの露出補正をします。より白を強調したい場合には、露出を多めにプラス補正にするとうまくいくことが多いようです。
・黒い被写体を黒く写すには、マイナスの露出補正をします。より黒を強調したい場合には、露出を多めにマイナス補正にすることとうまくいくことが多いのですが、黒つぶれの心配があります。多めにマイナス補正にすると黒つぶれしそうな場所を狙って、サブライトをあてて光を補ってやると良いでしょう(ディフューザーですっかり覆う&遠くから光を当てる&バウンス光を使うなど、柔らかい光で補いましょう)。
・白とびや黒つぶれしやすい白色や黒色の被写体の場合は、プラス補正とマイナス補正のそれぞれを何枚か撮っておきましょう。
・全体を暗い感じに撮影したい場合は、被写体と背景を同系色にして、同じような明るさに抑えると、雰囲気を出しやすいと思います。暗い感じに撮影する場合には、被写体が沈んで逆に背景が浮いてくる場合がありますので、背景も暗めの色を選びましょう。
・光を発する被写体の場合は、光と影のバランスに注意しましょう。豆電球を仕込んで炎が赤く光るようにしたペーパークラフトの暖炉も、明るい場所で撮影してしまったら、せっかくの光がよく分からなくなってしまいます。カーテンや黒い紙で光源を覆って光量を減らす、暖炉の場所だけ少し影をつくってやる、などの工夫をして、被写体の発する光を美しく写し取りましょう。