ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)

5-6 光の方向

 作品にどの方向から光を当てるか、というのは写真にとって最も重要な要素の一つです。被写体には通常、複数の方向から光(ライト)を当てますが、そのうち一番光量の大きいライトを「メインライト」といい、このライトが被写体に当たる角度が、写真全体の雰囲気を作り出します。
 このメインライトの方向(角度)と、その効果について以下に紹介します。
 カメラはCanonのコンパクト・デジカメ(IXY30s)で、「Pモード(マクロ)」「ストロボ禁止」「画質最高」「ISO感度やホワイトバランス等は自動設定」で撮影しています。
 今回の撮影では、光の方向による効果をはっきり見せたかったので、あえてレフ板などの補助光源を使用していませんし、色調等の補正も行っていませんが、ポートレイトなどの撮影で半逆光や逆光を使う場合には、レフ板の使用やレタッチソフトの補正で、顔に光を補ってあげた方が良いでしょう。
 被写体はFate/stay nightのセイバーさんです。アニメのキャラクターらしいのですが、よく知りません。表情の美しさにふらふら買ってしまいました。ペーパークラフトのサイトなのに被写体がペーパークラフトではないのは、プラスチックのフィギュアの方がより立体的なので、光と影の具合が分かりやすいからです。残念ながらペーパークラフト作品は、どうしても平面部分が多くなってしまいますから……。
 余談ですが、これはマックスファクトリーのfigmaという可動フィギュアで、手足の関節が動かせます。支えの透明な台座と支柱(動かせます)がついていて、なんと数千円で購入できます。figmaは絵を描く時の人体モデルに使えると聞いて買ったのですが、このように写真の試写をする時のダミーモデルにも使えますし、支えの透明な支柱と台座は、自分のペーパークラフト作品を撮影する時に、裏で支える支柱と台座にも使えます(もちろん専用のものではないので、裏でマスキング・テープで留めたりする必要はありますが)。一体あると飾って楽しむだけでなく、便利に使えるのでお勧めです。このような可動的フィギュアとしては、他に海洋堂のリボルテック、タカラトミーのアクション・フィギュアなどがあります(なお商品によっては、支えの台座は付属していないこともあります)。
 えーと、さて、それでは本題です。
 以下の7枚の写真は、光の方向を変えて撮影したものです。ここでは一覧表示のため小さい写真を使用しました。大きい写真と説明は次項目以降にあります。

 フロントライト(正面からの光)  前斜め45°からの光
 フロントライト(正面からの光)  前斜め45°からの光
 サイドライト(真横からの光)  後ろ斜め45°からの光
 サイドライト(真横からの光)  後ろ斜め45°からの光
 バックライト(背後上斜め45°から、または背後からの光)  トップライト(上からの光)
 バックライト(背後上斜め45°から、または背後からの光)  トップライト(上からの光)
 下からの光(フットライト)  
 下からの光(フットライト)  

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