ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)
第3部 実践編(3)写真の撮影
1 撮影の概要計画を立てる
作品を撮影する前に、撮影計画を立てておくと作業がスムーズに進みます。といっても初心者の場合は、実際の撮影環境が目の前にある方が撮影計画を立てやすいかもしれませんので、撮影環境を整えてから計画を立てても構いません。
計画を立てる場合は、何のために撮影するか、作品のどの角度から写すか、一番見せたい部分はどこか、どんな風に写すと効果的かなどを考えて、撮影の目的と概要イメージを決めた後、必要な機材と撮影手順を決めます。
1-1 作品の表現方法
作品を写真撮影する場合には、次のような表現方法があります。
・標準(記録)的写真
作品の全体像を客観的に撮影したもの。作品全体にピントが合うように、見えたまま撮影します。コンパクト・デジカメかデジタル一眼レフの標準レンズで撮影すると良いでしょう。
・説明的写真
作品の一部分を説明するために撮影したもの。作品の特徴や素材、使い方を説明するために、ある部分(操作レバーなど)だけを大きく写したものや、特定の角度から写したもの。
・イメージ的写真
作品をより魅力的に見せるために、照明や置き方、背景などに工夫を凝らしたもの。グラビアの女性モデルを撮るよう作品を撮影した写真。背景ボケなどの技法を使う場合は、デジタル一眼レフ(望遠やマクロレンズ)を使用した方が良いでしょう。
・状況的写真
作品が使われている状況や、他の製品と組み合わせて、作品の価値を伝えようとする写真。家のペーパークラフトなら子犬のフィギュアを配置するとか、しかけ絵本なら、親子で読んでいる状況を撮影します。