ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)

3-1 撮影環境を作る(1)全体環境

 撮影する場合、まず撮影場所を片づけるなど全体環境を整えましょう。

(1) 撮影場所を片づける
 撮影する部屋を決めましょう。天井や壁は、そこを利用して光を反射させる場合がありますので、白または明るい色の単色になっている部屋が望ましいと思います。ポスターや絵を飾っている場合は、外した方が良いでしょう。
 撮影に使うテーブルの上はもちろんのこと、周囲にも不要なものを置かないように片づけましょう。撮影中はテーブルの周囲を歩き回ったり、ライトやレフ板などを置いたり、マスキング・テープなど固定材料や、被写体と一緒に撮影する小物など、いろんなものを置いたりします。周囲に余計なものがあると、作業の邪魔になるだけでなく、画面の縁に思いがけず写りこんでしまったり、色かぶりを起こしたりしがちです。片づけるのが面倒な方は、ホワイトボードを置く、布をかぶせるなどの方法で余計なものが写らないようにしておきましょう。

(2) 天井灯・その他のライトの種類を合わせる
 天井灯を使って撮影する場合、天井灯とその他のライトの種類を合わせましょう。天井灯が蛍光灯(昼白色)ならば、その他のライトも蛍光灯(昼白色)に蛍光管を付け替えます。天井灯が明るすぎる場合や、テカリが被写体に影響を与える場合には、天井灯をトレーシングペーパーなどのディヒューザーで覆いましょう。
 なお昼間に外からの光を利用して撮影する場合には、直射日光が入らないようカーテンを引きましょう。強すぎる光はコントラストが強すぎて影の部分が黒つぶれしたり、明るい部分が白とびしたり、不要なテカリを与えたりして作品を美しく撮影できません。作品を撮影するには、光の強すぎない北側の部屋か曇天の日の方がうまく撮影できます。
 部屋の構造上どうしても太陽光を使うしかない場合には、やむをえないので、太陽光が他の光源(ライト)よりも強い間は、メインライトは太陽だと考えて、デジカメスタジオなどの位置を決めましょう。

(3) テーブルをセットする
 作品を撮影しやすい位置にテーブルを置きます。テーブルの上には、できるだけ不要なものは何も置かないようにしましょう。

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