ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)
6 作品を撮影する
6-1 撮影順番を考える
いよいよ作品の撮影です。
きちんと計画を立ててある場合は、ここで撮影順番などをもう一度考える必要はないと思いますが、実際の撮影環境では、時間や場所、費用の制約などで計画を変更せざるを得なくなる場合がありますので、撮影前に計画書をざっと見直すと良いでしょう。
特に撮影の途中で、背景を変えるなどの大きな変更を行う場合は、それに合わせた撮影順番になっているかを確認し、なっていない場合は順番を再設定しましょう。
例えばAとBの二つの作品の撮影を同時に行う場合、
まずA(全体像→部分像→背景を変えて全体像)、次にB(全体像→部分像→背景を変えて全体像)と撮影の順番を設定するのではなく、
まずA(全体像→部分像)、次にB(全体像→部分像)、それから背景を変えて、A(背景を変えた全体像)B(背景を変えた全体像)と撮影するよう順番設定すると、背景の変更作業が一度で済み、撮影作業が楽になるだけでなく、環境設営作業で背景の布や紙に皺をつけてしまうなどの問題を減らすことができます。
そして、後でアルバムを編集する時に、A(全体像→部分像→背景を変えて全体像)B(全体像→部分像→背景を変えて全体像)の順番で配置したい場合には、撮影した写真を、編集作業時にこのような順番に再編成すれば良いのです。
計画書や撮影用のメモを書いたもの(映画のカチンコのようなもの)がある場合は、作品の写真を撮る前に、その写真用に作ったメモの写真(次の写真は何をどのように撮影したものかが分かるメモ)を撮っておきましょう。撮影もれを防げるだけでなく、次の写真の内容や意図が分かって、後で編集する時に作業が楽になります。