ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)
6-2 写真撮影の実例
6-2-1 カメラと被写体
ここでは実際の写真撮影を使って、デジカメの撮影方法を紹介します。実際の作品撮影には、ここで紹介した例を参考に、あれこれ試行錯誤してみてください。
カメラはCanonのコンパクト・デジカメ(IXY30s)で、「Pモード(マクロ)」「ストロボ禁止」「画質最高」「ISO感度やホワイトバランス等は自動設定」を標準設定として撮影しています。
被写体は海洋堂のドン・キホーテのフィギュアです。えー、ペーパークラフトのサイトなのにペーパークラフト作品じゃないのー?と思われたかもしれませんが、残念ながらペーパークラフトは平面部分が多くて、プラスチックほど立体的ではありません。なんとなく3次元というよりは、2.5次元……って感じなんですよね(汗)。ということで、写真の光と影がよくわかるように、造形的に美しい(しかも安い!)フィギュアを被写体に利用させていただきました。これは滋賀県長浜市の海洋堂フィギュアミュージアムの限定モデルです。
この撮影ではフィギュアの下に回転台を使用していませんが、回転台があると、作品の360°の撮影の時に、回転台を回して好きな角度に簡単にセット出来るので便利です。作品の記録撮影の場合には、フレームの中いっぱいになるように被写体をセットすることが多いので、撮影の角度を変えるために被写体を置きなおした時に、フレームからはみ出したりして、もう一度置き直すか、フレーミングし直さなければならないことがあるのですが、回転台を使用していると、被写体の位置がだいたい固定されるので、そういう面倒な手間を軽減することが出来ます。もしも回転台を持っていない、または画面内に回転台を写りこませたくないという場合には、マスキングテープに×印をマジックで書いて、テーブルの上の、被写体の真下になる場所に貼っておいて、置き直しの時の目印にすると良いでしょう(写真に写りこまない場所に貼ります)。