ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)

5-7-3 レフ板

 ディフューザーが、影の輪郭をぼかして中間階調の幅を広げる役割を果たす一方で、それによって暗くつぶれた部分の光を補ってあげる役割を果たすのが、レフ板です。光を反射させて柔らかい間接光を当てることで、補助光を追加するよりも自然なかたちで明暗差を無くすことが出来ます。このようにレフ板は、暗くなった部分に光を反射で回して被写体のディテールを明らかにすると同時に、光を拡散させることで、光ではなく影の方を薄くして、写真全体のイメージを柔らかくできるのです。
 このレフ板は簡単に作成できますので、「レフ板の作り方」を参考に、白レフをぜひ数枚作っておいてください。自立するレフ板が数個あると、被写体の近くのあちこちに配置して、光線の具合をコントロールすることが出来ます(もちろんレフ板は画面の中に入りこまないように配置します)。
 また鏡もレフ板として使用できます。ただし鏡は反射率が高くて影の部分を明るくする効率は良いのですが、そのことによって逆に作品に不自然な影を作ってしまうことがありますので、白レフの方が使いやすいと思います。

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