ちょき☆ぱたん 紙の豆知識 (chokipatan.com)

8-6 紙の近代化

 1798年にフランスのルイ・ロベールという人が連続型の紙すき機を発明し、ここから紙の大量生産が始まりました。
 また1840年にはドイツのケラーが、木材を機械ですりつぶしてパルプを作る方法(グラインダー)を発明し、このパルプは現在も原料の主流になっています。
 さらに、1851年には苛性ソーダを用いた化学パルプの製造がイギリスで成功し、1854年に実用化されるなど、砕木パルプ・化学パルプともに改良が加えられ、木材を原料とした紙が、機械で大量生産されるようになりました。
 19世紀に入るとイギリスで「段」をつけた紙が販売され、瓶やガラス製品の包装用に段ボールが開発されました。さらにクラフト紙袋など高機能化が進んで、包装用としての分野を広げるなど、紙は様々に用途を拡大して現在に至っています。


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