ちょき☆ぱたん 紙の豆知識 (chokipatan.com)
8-3 日本の紙の歴史
日本には610年に高句麗から製紙法と墨が伝えられたと言われています。その当時の紙の材料は主に「麻」が使われていましたが、その後「コウゾ」や「ガンピ」などの植物原料も使用されるようになり、さらに「紙すき」の方法にも日本独自の改良が加えられるようになって、日本独自の「和紙」として発展していくようになります。
770年頃に紙に印刷された『百万塔陀羅尼』は、現存する世界最古の印刷物だそうです。江戸時代になると、和紙は、襖や和傘、提灯・扇子など建築・工芸材料にも用途を広げていきました。
明治時代になると洋紙が西洋から伝えられ、機械で洋紙を大量生産する製紙工場が数多く建設されました。製紙技術もどんどん向上し、現代にいたっています。