ちょき☆ぱたん 紙の豆知識 (chokipatan.com)
6 紙に使われる単位
紙に使われる単位というと、一枚二枚の「枚」とか、長さや厚さの「㎝」とかだと考えていたのですが、実は「坪量」とか「連」とかいう独特の単位が使われています。紙の取引は一度に何千枚という大量を扱うことが多いので、こうして独自の単位を使って数えているそうです。
6-1 坪量(つぼりょう)=紙の重さを表す単位=グラム
紙・板紙の基準となる重さは、坪量と呼び、1平方メートルあたりの紙1枚の重さを表わします。重量(グラム)で表し、g/㎡で表記します。「米坪(べいつぼ)」又は「メートル坪」と呼ばれることもあります。同じ商品の場合には、坪量が大きいほど厚い紙だということになります。
6-2 連(れん)=紙の枚数を表す単位
連は枚数を表わす単位です。1連が一定の寸法に作られた紙1000枚、板紙の場合は100枚のことで、紙の取引の基準になります(1,000枚以下の場合は小数点を使い、2500枚で2.5連などと表示されます)。
また1連の事を「1R」と表し、板紙は「1BR」と表します。
6-3 連量(れんりょう)=紙の厚さを示す単位=キログラム
連量(れんりょう)とは、一定寸法に仕上げられた紙1,000枚(1連)(板紙の場合は100枚)の重さのことで、キログラムで表示します。斤量という単位も連量と同じです。
※同じ紙の厚さ(重さ)を示す単位に「坪量」と「連量」の二つがありますが、「坪量」は紙のサイズが1平方メートルと決まっている「基準となる量」で、「連量」は「紙1連の重さ」だけを表す単位です。つまり連量の方は紙のサイズが決まっていないので、A列本判の連量何キロのような表現ができます。
6-4 連量の計算式
紙の寸法面積は、以下の式で計算することができます。
連量(kg)=坪量(g/㎡)×面積(㎡/枚)×1000(枚)
(板紙の場合は100(枚)で計算する)
坪量(g/㎡)=連量(kg)÷面積(㎡/枚)÷1000(枚)
(面積(㎡/枚)=横寸法(m)×縦寸法(m)