ちょき☆ぱたん 写真補正の豆知識 (chokipatan.com)

第1部 実践1基礎編1写真補正

4 写真を補正する

4-12 写真の出力

4-12-8 著作権表記

 HPやブログで表示した写真は、他の人が簡単に自分のPCにダウンロードできてしまいますので、「自分の写真の権利を守りたい」という方は、写真の下の部分に著作権表記をしておいた方が良いかもしれません。
 日本の著作権法には、第17条(著作者の権利)第2項において「著作者人格権及び著作権の享有には、いかなる方式の履行をも要しない。」と規定されています。また、日本が加入している『ベルヌ条約』は、無方式主義(著作権は著作物を作った時点で自動的に発生し保護されるとする原則で、我が国をはじめほとんどの国が採用)を採用しています。つまり、日本国内やベルヌ条約締結国だけを考えるなら、著作権を表記する必要はなく、自動的に著作権が発生し保護されます。とは言っても著作権表記がないと、「このサイトは著作権を放棄している」と誤解される恐れがあるので、著作権を主張したい方は、万国著作権条約の表記方法にしたがって明示しておくべきでしょう。
 最も一般的な著作権表記方法は次の通りです。

  Copyright (C) 2012 ABC Corporation. All Rights Reserved.

 この場合、(C)の次の2012は著作権の最初の発行年、ABC Corporationは著作権者の氏名を表しています。
 また、Web用の写真としては、意図的に画質を落とした写真を使用するのも一つの方法です。
 Photoshop Elementsでは、画像ファイルに著作権情報を書き込むことが出来ますので、それも利用しましょう。「ファイル情報」 ダイアログボックスで、「説明」を選択すると、タイトルやファイルの作成者、説明、説明記入者および著作権情報の追加/変更ができます(これは写真の画像に(C)などの著作権表記をしてくれるものではなく、ファイルの情報として著作権情報を書き込むものです)。

スポンサードリンク