ちょき☆ぱたん 写真補正の豆知識 (chokipatan.com)
第1部 実践1基礎編1写真補正
4 写真を補正する
4-8 写真の自動補正
4-8-1 写真の自動補正(1)クイック編集を試す
うまく写せなかったなと感じる写真は、明るさやコントラスト、色調が良くないことが多いようです。こういう場合は、まずクイック編集で自動補正を試しましょう。Photoshop Elementsの「整理」画面には、専門的な知識がなくても簡単に写真を自動補正できる「クイック編集」があり、初心者が手軽に使えるようになっています。これらは試しに実行してみて、気に入らない場合は取り消すことができますので、色を補正したい写真などに、とりあえず試しに適用してみてください。
この自動補正はとても手軽にできますが、明るさや色調について特に不満がない場合は、実行する必要はまったくありません。特に、作品の記録を目的とする写真の場合は、補正は、できるだけしない方が良いと思います。この段階で明るさや色調を補正することがない場合は、「自動シャープ」だけを行って、次項目以降を飛ばして「4-11 写真の出力」へ進みましょう。
自動補正を行いたい場合は、この段階で、まず「明るさ」の自動補正を、次に「色調」の自動補正を行い、「自動シャープ」はかけずに次の項目に進みます。(シャープをかけるのは、補正の最終段階1回だけの方が良いからです)。明るさなどの補正時にはライティングやバランスなどいろいろなオプションを調整できますが、迷う場合はとにかく「自動(または初期設定)」を選びましょう。
また、この「クイック編集」はとても手軽に使えるのですが、必ずしも自分の思い通りに自動補正できるわけではありません。試しにやってみて、どうしても満足できない部分がある場合は、「編集」モードで細かく手動調整しましょう。この場合でも、自動補正である程度うまく補正できたなら、その補正をもとにして、不満な部分だけを「編集」モードで調整することもできます。ただし、あまりうまくいかなかったと思う部分がとても多い場合は、自動補正で行った補正にさらに補正を加えることをせずに、自動補正自体を取り消して(履歴を元に戻して)から補正を始めてください。