ちょき☆ぱたん 写真補正の豆知識 (chokipatan.com)
第１部 実践１基礎編１写真補正
４ 写真を補正する
4-1 写真の入力
4-1-3 ファイルからの入力
「整理」画面で写真を開くには、画面に並んでいる写真から開きたい写真を選択して開きます（開く画像によってはダイアログボックスが表示され、そのファイル形式に固有のオプションを設定できます）。
ところで、Photoshop Elementsの「整理」で取り込んだ写真は、実際の保存場所とは関係なく、まとめて表示されます。どこに保存された写真なのかを表示したい場合は、メニューの「画面表示」をクリックして「フォルダ毎」を選ぶと、フォルダ階層を表すツリーが画面左側に表示され、選択したフォルダ内の写真だけを表示することができます。また、すべての写真をまとめた表示にしたい場合には、「画面表示」の「サムネイル表示」を選びます。
Photoshop Elementsで開ける主なファイルは次の通りです。
・BMP
（標準の Windows 画像ファイル形式）
・CompuServe GIF
（一般的にWebでグラフィックやアニメーション表示に使用される形式）
・JPEG（.JPG、.JPEG、.JPE）
（写真の保存に使用される形式。JPEG は、Web で画像を表示するのに一般的に使用される標準形式。JPEG 形式では画像のカラー情報はすべて保持されるが、一部のデータが破棄されることによってファイルサイズが圧縮される）
・PCX
（ビットマップ形式）
・Photoshop（PSD、PDD）
（標準の画像用 Photoshop Elements 形式）
・Photo Creations 形式（PSE）
（標準の複数ページ作品用の Photoshop Elements 形式）
・Photoshop PDF
（様々なプラットフォームやアプリケーションで使用できるファイル形式。注意： PDP ファイルは Adobe PhotoshopR で開き、PDF
ファイルは Acrobat で開くことを除けば、PDF と PDP に違いはない）
・Photoshop EPS
（Photoshop で作成したファイルをイラストおよびページレイアウトアプリケーションで共有するのに使用される形式）
・汎用 EPS（.AI、.AI3～8、.EPS、.PS、.EPSF、.EPSP）
（Illustratorで作成されたファイルなど）
・PICT
（Mac OS のグラフィックおよびページレイアウトアプリケーション間で画像を転送するのに使用される形式）
・Pixar
（Pixar イメージコンピューターとのファイル交換に使用される形式）
・PNG
（可逆圧縮や Web での画像の表示に使用される形式。GIF とは異なり、PNG では 24 ビットの画像がサポートされ、ギザギザしたエッジのない透明部分が背景として生成される。ただし、一部の
Web ブラウザーは PNG 画像をサポートしていない）
・Scitex CT
（プリプレス業界で使用される形式）
・TGA（Targa）
（Truevision のビデオボードを使用するシステム向けに開発された形式）
・TIFF
（異なるアプリケーション間やプラットフォーム間でのファイル交換に使用されるビットマップ画像形式）
＜参考：Camera Rawファイルの編集と保存＞
Photoshop Elementsでは、上記のファイルの他、Camera Raw ファイルを開いて、写真のカラーと露出を補正して画像の質を向上させるなどの編集を行うことができます。Camera Rawファイルとは、デジタルカメラのCCDやCMOSセンサーが捉えたままの、まったく処理がなされていない状態のファイルです。このファイルはカメラメーカーごとに規格が異なり、拡張子も異なります。例えばキヤノンの場合は「.CR2」、ニコンの場合は「.NEF」です。RAW現像用ソフトはメーカー専用のものが多いのですが、Photoshop Elementsならメーカーを問わずに開けます。
ただし開いたCamera Rawファイルは、そのまま同じRaw形式として保存することは出来ないので、16ビット保存が可能なDNG形式、Photoshop形式、TIFF形式として保存します（Photoshop Elementsのレベルによっては、「そのままの形式で保存」することが出来る場合もあります）。
この形式のファイルはとても専門的になりますので、初心者の方には編集などの取り扱いをお勧めしませんが、興味のある方はカメラのマニュアルやRawファイル関係のテキスト、Photoshop Elementsのマニュアルを参考にしてみてください。