ちょき☆ぱたん 写真補正の豆知識 (chokipatan.com)
第1部 実践1基礎編1写真補正
4 写真を補正する
4-8 写真の自動補正
4-8-2 写真の自動補正(2)自動補正コマンド一覧
自動補正コマンドには、次のものがあります。これらの補正はいっきにかけるのではなく、必要なものだけを順番にかけていきましょう。補正の一般的な手順でも説明したように、大きくは「明るさ」から「色合い」の順で、それぞれの中では「全体」から「部分」の順に補正していきます。つまりまず「自動レベル補正」または「自動コントラスト」を行ってから、「自動スマート補正」または「自動カラー補正」を行います。なお「赤目修整」は「自動シャープ」の前ならどの段階で行っても良いでしょう。
なお「自動シャープ」は、補正作業全体の中で最後に一度だけかけた方が良いものですので、シャープ以外の補正結果が満足いかなかった場合は、ここでシャープをかけずに、次の項目以降の個別の手動補正の手順にすすみましょう。
自動補正だけで満足できた場合は、自動シャープをかけて補正作業を終え、写真の出力に進みます。
<自動補正コマンド一覧>
・自動スマート補正
(全体的なカラーバランスが補正され、シャドウとハイライトのディテールがより鮮明になる)
・自動レベル補正
(画像の全体的なコントラストを補正する。この時、画像のカラーが変化することがある)
・自動コントラスト
(画像のカラーを変化させることなく、画像の全体的なコントラストを補正する。画像の色合いは補正する必要がなく、コントラストのみを強める必要がある場合にこのコマンドを使用する)
・自動カラー補正
(各カラーチャンネルではなく、画像全体のシャドウ、中間調、ハイライトを識別して、コントラストとカラーを補正する)
・自動シャープ
(画像の輪郭をはっきりさせて、色調補正によって低下するディテールを強化することで、画像のシャープを調整する)
・自動赤目修正
(画像内の赤目を自動的に検出して修正する(写真の入力時に行うことも可能))