ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)
5-5-4 外付けストロボ
ストロボにはカメラ内蔵ではない、外付けストロボがあります。価格が数万円以上しますし、光量が大きくて他の照明とのバランスが取り難いので、カメラ初心者の方にはあまりお勧めしません。また発光するのが一瞬だけなので、位置や角度・光量などを決定するのに、どうしても勘と経験が必要になる、という使い方の難しさもあります。
でも逆にこの光量の大きさで、細かい部分まできっちり写すことが出来ますので、微細なペーパークラフト作品を作成している方は、その超絶技巧の記録を鮮明に残すことが出来るという利点もあります。
ただし外付けのストロボは、内蔵のものと同様にカメラと連動して使用しますので、どのカメラでも使えるというわけではありません。お使いのカメラで使用可能なストロボについては、カメラやストロボのカタログ等で確認してください。新しく購入する場合は、光量がそれなりに大きく、細かい光量調節が出来て、首が上下左右に動かせるものが良いでしょう。
使用方法はカメラに直接つけて使う方法と、三脚等につけてカメラから離して使う方法があります(この場合は、ケーブルかワイヤレスでカメラと同調させる必要があります)。また複数個の外付けストロボを使って、多灯ライティングを行うこともできます。スレーブという、マスターストロボの発光に同調し発光するストロボ機能がついているストロボもあります。
ストロボを使用しての撮影に関するライティングも、光の方向に関する考慮点は他と同じです。ただストロボはとても光量が大きいので、被写体に直接向けるのではなく、天井や壁、レフ板などに向けた間接光(バウンス)で使用してください。光が柔らかくなって、きれいに撮影できます。この間接光が被写体に当たる角度(上からの45度とか横からの45度とか)を考えて使用すると、作品にきれいな立体感を出せると思います。
ストロボは他の照明とは違って、一瞬の光を捕えなければなりませんので、撮影後にカメラのモニターを確認して、最も美しく写せる撮影・ライティングのポイントを探しましょう。