ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)

5-4 内臓ストロボはOFFにする

 写真撮影初心者の場合、室内光での作品撮影はデジカメ内蔵のストロボを「OFF」にして行いましょう。作品をきれいに撮影するには、斜光を使うのが基本(簡単)です。ところが、デジカメの内臓ストロボを使うと、光はどうしても順光になってしまうので、ストロボは「OFF」にした方が光のコントロールがしやすいからです。

 ストロボを「OFF」にした方が良い理由は次の通りです。

・順光しか使えない
(レンズのそばにある内臓ストロボの光は正面からの光(順光)になるので、正面が一様に明るくなってしまって、作品全体の立体感を表現しにくいのです。立体感は、光のあたっている場所と影になっている場所の両方がある場合に、最も美しく感じられます)

・被写体の後ろに汚い影が出来る
(正面が明るいのに対して、背景には作品の黒く強い影がくっきりついてしまい、画面のイメージが汚くなりがちです)

・他の照明とのバランスが取り難い
(ストロボの光はとても強い上に一瞬しか光らないので、他のライティングとのバランスを取り難いという面があります。被写体への照明の当たり具合を確認しながらライト等を調整しておいても、撮影時の内臓ストロボの光が強すぎては、せっかくのライトの調整が無駄になってしまいます)

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