ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)
4-2 記録写真の適正露出の決め方
適正露出は、その写真で何を表現したいかによって決めるものだと前項で話しましたが、自分で作った作品の記録として、とくに芸術的でなくても良い、普通の記録写真を撮影したい場合には、どのように決めたら良いのでしょうか。
と言うわけで、ここでは、ネットショップの商品写真のような普通にきれいな写真を撮るための、適正露出の決め方を説明します(まあこれは説明しなくても、カメラを自動モードに設定するだけで、たいていの場合は、カメラが勝手に普通にきれいに撮影してくれるんですけどね)。
普通にきれいに撮影するとは、作品の正しい色や形が分かるように撮影するということです。つまり「白が白く見えるように、黒が黒くみえるように撮る」のです。
結論から言うと、ファインダーを覗いてみて、画面全体が「白っぽい」あるいは「黒っぽい」と感じなかった場合には、カメラの「自動」か「P」に任せて良いでしょう。そして撮影後に画面で確認し、思ったより暗くまたは明るく写っていた場合には、モードを他のモード「スポーツ」や「室内」に変えてみるか、「露出補正」を使って「プラス」または「マイナス」補正に変えて撮影すると良いでしょう。
ファインダーを覗いてみて、画面全体が「白っぽい」あるいは「黒っぽい」と感じた場合には、最初から上記のバリエーションを数枚撮影してしまいましょう。つまり「自動」または「P」「スポーツモード」「室内モード」と「露出補正のプラスからマイナス補正を各3段階程度」の全部で10枚程度を撮影し、その中で最もイメージに合うものを選んでください。
どうして、画面全体が「白っぽい」あるいは「黒っぽい」場合にこんなことをしなければならないのかについては、次の項目で説明します。