ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)

1-2 コンパクト・デジカメとデジタル一眼レフ(カメラ)比較

 コンパクト・デジカメとデジタル一眼レフ、それぞれの特徴は、次からの項目で紹介しますので、ここでは、この二つのカメラの違いを簡単に紹介します。

(1) レンズの交換
 コンパクト・デジカメは、レンズ交換がふつう出来ませんが、デジタル一眼レフは、レンズ交換が可能です。

(2) 画質
 コンパクト・デジカメは、デジタル一眼レフより、一般に画質は劣ります。それは「レンズが小さい(暗い=開放F値が大きめ)」「有効画素数が少なめ」「撮像素子(CCD/CMOS)が小さめ」「センササイズが小さい」「ISO値を大きく設定するとザラつきが目立ちやすい」などの理由からです。

(3) 手軽さ
 コンパクト・デジカメの方が、デジタル一眼レフより、重さも軽く、ポケットに入る程度の大きさで、圧倒的に手軽で便利です。旅行などで咄嗟に写真を撮りたくなったときに、ぱっと出してシャッターを切るだけで、そこそこピントの合った写真を取れるのは、コンパクト・デジカメの他にないでしょう。デジタル一眼レフはピント精度が高いので、AFがきちんと被写体を捉えていないと、かえってピンボケになってしまうことがあります。

(4) 撮影の特徴
 コンパクト・デジカメは、広範囲にピントが合いやすいので失敗のない写真が撮りやすいという利点がありますが、平凡な画面になりやすいという一面もあります。
 デジタル一眼レフカメラは、絞りなどの露出制御の自由度が高く、被写界深度も深くしやすいので、ボケ味が出しやすく、レンズの特徴を活かした作品作りがしやすいという利点がありますが、すごく遠くや近くを写すためにはレンズ交換が必要になることが多くて手間がかかったり、カメラやレンズが重くて疲れるなどの一面もあります。

(5) アクセサリーの多さ
 交換レンズやストロボなど、カメラに外付けできるアクセサリーは、デジタル一眼レフの方がコンパクト・デジカメよりも、圧倒的に多いので、写真表現の幅を広げやすいです。
 一般的に「大きなレンズ」ほど「明るく」「鮮明な写真が写せる」反面「高価」です。また焦点距離を変えられて、近くから遠くまで写せるズームレンズは、写せる距離範囲が広がるほど「重く」「暗く」なる傾向があります。

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