ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)

1-1-2 お勧め(2)デジタル一眼レフ他

 もっと本格的に写真も始めたい、という方は、デジタル一眼レフという選択肢もあります。デジタル一眼レフはレンズを交換できますし、全体の機能がコンパクト・デジカメよりずっと上位ですので、写真表現の幅が広がります。
 それでも初心者の方が一台目として購入するカメラとしては、コンパクト・デジカメが良いと思います。その理由は「軽くて便利」で「初心者向けなので失敗が少ない」からです。
 最近のデジタル一眼レフはとても簡単に使えるようになっているので、コンパクト・デジカメと同じように、シャッターを押すだけで美しい写真が撮れます。その上レンズを交換することで、すごく遠くの写真や近くの写真をとても美しく撮影できますし、背景をぼかすなどの表現力も豊かです。でも残念ながらデジタル一眼レフはとても大きいので、ポケットに入りません。また機能を使いこなすには、レンズを交換する必要がありますが、旅行などで歩きながら写真を撮りたい時、これが意外に面倒です。
 あれ、でもこの記事は「室内でペーパークラフトを撮影」するためのカメラの紹介だよね、だったら重さとかレンズ交換の面倒さとかは別に良いんじゃない、と思われたかもしれません。
 その通りです。
 カメラを使うのが作品を室内で撮影するだけなら、「重い」「レンズ交換が面倒」というデメリットはあまり問題になりません。でもせっかくデジカメを買ったなら、作品撮影専用にするのではなく、旅行など部屋から持ち出して使いたいでしょう。その意味で「一台目」は「コンパクト・デジカメ」の明るい高級機をお勧めしています。それにペーパークラフト作品というのは、机に載るぐらいの小さいサイズがほとんどですので、大きな望遠レンズはそれほど必要ないと思います。
 でも「二台目」なら、だんぜんデジタル一眼レフカメラをお勧めします。なんといっても写真の表現力が違いますから……。雑誌の広告によくある「広い花畑の一輪の花にとまる蝶」の写真のような、作品の一部だけにピントが合って背景が曖昧にぼかされた印象的な写真を撮影したいなら、さすがにコンパクト・デジカメでは難しいので、デジタル一眼レフカメラを使う方が良いです。また街角でたまたま出会った猫の写真を撮りたい時も、デジタル一眼レフの方がずっとうまく写せます。猫のような小動物に警戒されずに大きく写すには、遠くを写せる望遠レンズが必要なのですが、コンパクト・デジカメだと、今はまだ、かなりの高級機でもそれほど遠くは鮮明に写せないからです。

 ところで、最近は「ミラーレス」という新しいタイプのカメラが発売されています。残念ながらまだ利用したことがないので詳細な紹介はできないのですが、コンパクト・デジカメに次ぐ軽量さと、デジタル一眼に迫る表現力をあわせ持つ、両者の良いとこどりしたカメラという評判です。これに関しては、第1部で商品を紹介していますので、興味を持たれた方は、そちらを参照してみてください。

スポンサードリンク