ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)
5-1 ピントが合わない
デジカメのAFは通常は中央部分にピントが合うようになっていますが、AF枠(測距点)がいくつかあるデジカメだと、コントラストの強い部分(中央以外でも)にピントが合ってしまうことがあります。また桜の花など小さい被写体が風で揺れている時にも、ピントがなかなか合いません。こういう場合はとにかく半押ししてピントが合うのを確認してから、シャッターボタンを押しましょう。
動物園の柵の中にいる動物を写す場合は、柵にピントが合いがちです。できるだけ柵が中央にこないように構図して、半押しして動物にピントが合っているかを確認してからシャッターを押すようにしましょう。
特に望遠やマクロを使っている場合は、ピントの合う位置が狭いため、ピンボケになりやすいので注意しましょう。
なおピンボケになる主な原因は、次の4つのケースです。
・モードがMF(手動設定)になっていたのに気付かなかった
・望遠で撮影した
・マクロで撮影した
・大口径(明るい)レンズで撮影した
えっ、撮影しやすいはずの明るいレンズなのに、ピントが合わないってどういうこと? と最後のケースを見て疑問を持ったかと思います。明るいレンズで撮影すると、その有利な点(明るさ)を活かすために絞りを開けて撮影しがちになりますが、絞りを開ける=被写界深度が浅くなるという関係にあるのです。以上の4つのケースのうち下の三つのピンボケはすべて被写界深度と関係しています。詳しくは基礎知識編の「被写界深度」の項目をご覧ください。
5-2 三脚を使うとシャッターの半押しがしにくい
三脚を使うときには、フレーミングを先に決めてしまうことが多いのですが、その後撮影のたびにピントを半押しするのは意外と面倒です。もしもお使いのデジカメに「AF枠(測距点)」設定機能があるようなら、これを手動選択に設定すると、半押しよりは楽に設定できると思います。