ちょき☆ぱたん 写真補正の豆知識 (chokipatan.com)
第4部 画像データと印刷の基礎知識
4 画像データのカラーマネジメント(色合わせ)
4-3 色の再現
4-3-2 RGB色空間に関する規格
(sRGBとAdobeRGB)
RGB色空間に関する規格としては、主に「sRGB (standard RGB)」と「AdobeRGB」の2種類があります。
sRGBは国際電気標準会議 (IEC) が定めた国際標準規格で、現在の一般的なディスプレイ、プリンタ、デジカメなどはこの規格に準拠していて、互いの機器をsRGBに沿って色調整を行なうことによって、入力時と出力時の色の差異を少なく出来るようにしています。JPEGなど一般的な画像ファイルは、sRGBを想定しています。
AdobeRGBはAdobe Systemsによって提唱された色空間の定義で、sRGBよりも広い(特に緑が広い)RGB色再現領域を持っていて、印刷や色校正などでの適合性が高いので、DTPなどの分野では標準的に使用されていますが、価格の面から家庭用の機器にはまだ採用されているものは少ないようです。