ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)
8-2 まちネコの撮影
街歩きで出会う猫の撮影は、望遠レンズや望遠ズームを使用しましょう。まちネコを大きく撮影するのは、コンパクトカメラだとちょっと厳しいかもしれません。ペットの猫と違って、まち(野良)ネコは一定の距離以内に人間を近づけないことが多いので、警戒させないよう、望遠レンズを使って撮影しましょう。
8-3 水槽の魚の撮影
水槽にいるペットを撮る場合には、以下のようなコツも必要になります。
(1) 水槽の向こう側を片付ける
水槽の中を優雅に泳ぐ金魚や熱帯魚は、とても美しいものです。そればかり見てしまうので、つい忘れがちですが、水槽も水も透明で、向こう側が透けてみえてしまっています。背景に本棚などが写りこんでしまうと、ごちゃごちゃした感じになるだけでなく、被写体の小さな魚がわかりにくくなってしまうので、水槽の向こうを片付けるか、白い布などで隠すようにしましょう。黒い布の方が被写体が引き立つかもしれませんが、水槽が暗くなりすぎることもあるので、背景の処理の方法は状況に合わせて工夫してみてください。
(2) 蛍光灯で上から照らす
水槽の中が暗くならないように、蛍光灯などの照明器具で水槽の上側から明るく照明すると、うまく撮影できます。
(3) 水槽のガラスの反射を防ぐ
水槽の魚を何気なく写すと、不要なものがガラスに反射して写り込んでしまいます。ストロボの光りも反射するので、「発光禁止」に設定してください。PLフィルター(反射を抑えるフィルター)を持っている方は、それを使っても良いですが、水槽の場合は、PLフィルターがなくても、レンズを水槽のガラス面につけるようにして撮影すると、写りこみを防ぐことが出来ます。この時、窓からの光や室内照明の光がガラスに写らないように注意してください(液晶画面で確認しましょう)。
(4) 置きピンや連写機能を活用する
動きのある魚は、スポーツ写真の撮影と同じテクニックを使いましょう。水槽という狭い範囲の中だけで泳いでいるので、あらかじめ撮影ポイントを決めておいて、ピント半押し(置きピン)で魚が来るのを待ちます。来た!と思う直前のタイミングでシャッターを押して、連写で撮影します。三脚を使った方が楽に撮影できますが、この場合も、レンズをガラス面につけることを忘れないでください。