ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)
3-4 花火の撮影
花火は最も難しい被写体の一つです。撮影のコツは、基本的には、夜景と同じだと思ってください。ただし撮影する場合のモードは、「フルオート」か、プログラム(P)モード、または絞り優先モードが良いでしょう。もしもカメラに「花火」モードがある場合は、もちろんそれに設定します。また、ストロボはオフにします。
花火大会の花火は、かなり明るいことがあり、花火をメインに撮影する時は「夜景」モードでは明るすぎることがあります。また花火は一瞬の輝きを捕えなければならないので、いちいちモードを変えることは難しいと思います。最初の数発は、とにかく「フルオート」または「プログラム(P)モード」を利用して、液晶画面で撮影状況を確認しましょう。うまく撮影できない場合は、ISO感度を上げる、露出を変えるなどで対応してください。
(1) 花火大会の情報を調べておく
花火大会は開始前にインターネットなどに情報が公開されることが多いので、事前にプログラムを調べておきましょう。
撮影場所は、風上がベストです。風下だと、花火の煙などが、せっかくの花火に雲のようにかかってしまうことがあるからです。会場に早めに到着するようにして、風上に撮影場所を取りましょう。明るいうちにカメラのセッティングや構図確認を行っておくと、撮影を順調に進められます。
(2) 連写機能を使う
花火は暗がりの中で被写体が大きく動くので、花火全体をうまく構図するのはとても困難です。あらかじめ花火大会のプログラムを確認しておき、「ここぞ」という場面では、連写機能を使いましょう。
(3) ズームレンズを使う
ズームレンズを使うと、花火が明るすぎる場合、ズームを望遠側に動かすだけで、暗がりの中でも、F値を暗めにすることができます。また打ち上げ予定の花火の大きさに応じて、構図を柔軟に変えることも簡単です。