ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)
1-2 デジタル一眼レフ
コンパクトカメラより、もう少し表現力のある高解像度のカメラが欲しいという方には、デジタル一眼レフをお勧めします。
デジタル一眼レフは、安いものは５万円ぐらいから、高いものは80万以上するものまでありますが、ここでは入門機として、手ごろな10万円以下のカメラのうち、評判の高いものを選んでみました。レンズキットと言って、本体とレンズが最初からセットされている商品です（2013年7月現在）。
・EOS Kiss X7 EF-S18-55 IS STM レンズキット
・ニコン D5200 ダブルズームキット
ここで選んだのはレンズ付きのものですが、デジタル一眼レフは、本体だけ、レンズだけという購入の仕方もできます。もちろんカメラ本体だけでは写真は撮れないので、少なくとも本体、レンズとも１個ずつは選ぶ必要がありますが、ここでおすすめしている「ダブルズーム」の２本のレンズの代わりに、「標準（または広角）レンズ」と「高倍率ズームレンズ」の２本を選ぶというのも有力な選択肢の一つではないかと思います。こうするとダブルズームキットを買うよりも割高になる場合が多いのですが、この２本を選んだのには次の理由があります。
(1) 標準（または広角）レンズ
旅行などの普通の写真撮影用に。ズームレンズは重いし暗いので、ずっと撮影しているとかなり疲れます。旅行風景などの記録撮影用に、軽くて明るい標準レンズまたは広角レンズが１本あると便利です。
(2) 高倍率ズームレンズ
ダブルズームが２本でカバーしている焦点距離を１本でカバーできるレンズです。少し重くて長くて暗めではありますが、以前よりだいぶ価格も安くなり買いやすくなりました。これ１本あると、運動会や小動物の撮影など、ほとんどどんな場面でもレンズ交換なしにすぐに対応できます。レンズ交換はそれほど大変ではありませんが、「交換しなくて良い」というのは、「写したい！」と思った時すぐ思い通りに撮影できるので、とにかく便利です。腕力に自信のある方には特にお勧めです。
【重要：交換レンズ購入時の注意】
ところでデジタル一眼レフを初めて購入する方には、知っておくべき注意事項があります。それは、交換レンズは「メーカー」だけでなく「カメラの機種」によっても使えないものがあるということです。購入時には、自分の買いたいカメラに適合するものを選んでください。Canon用の高価な交換レンズを購入したとして、次にNikonのカメラに本体を買い換えたとき、Canon用のレンズは使用できないと思った方が良いです。また同じCanonのカメラでも、シリーズの違う、より高級な機種に買い替えた場合などでも、以前のレンズが使用できない場合があります。購入時には、必ず、カメラ会社のホームページなどで適合性を確認してください。
それともう一つ、交換レンズは他メーカーのものも使える場合があります。たとえばレンズメーカーのSIGMAやTAMRON、TokinaはCanonやNikon用のカメラで使えるレンズを発売しています。これらのレンズは、比較的安価で、評判が良いものが多いので、ぜひ選択肢の一つに加えてください。