ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)

4 適正露出(絞り値とシャッタースピードの関係)

4-1 適正露出とは

 自分で決めた絞り値とシャッタースピード等の設定で、カメラに適切な光量を与えることを適正露出といいます。「適正露出」は、カメラが自動設定してくれる「(仮想の)最適値」とは一致しなくてもいいのです。自分の撮影意図通りの写真が撮れていれば、それが「適正露出」で撮影した写真になります。
 何が言いたいかというと、例えば「逆光の中に立つ人間の背中」を撮影する場合、カメラに自動的に撮らせたら「人間の背中」が明るく写るように絞り値を設定し、もしかしたらストロボまで発光させて撮影するかもしれません。
 でも自分が撮影する時は、「逆光の中の背中」のごつごつした感じがかろうじてわかる程度に暗く写して、何かに耐えている人間の姿を表現しようとするかもしれません。この場合はその暗い設定が「適正露出」になるのです。
 このように写真で何を表現したいかによって、絞り値やシャッタースピードを決めていきます。自分で作った作品をデジカメで撮影する場合にも、その作品が、例えば古城のペーパークラフトだったら、夕日を浴びて情熱的に輝く姿に写したり、長い影を落として夕闇に沈みつつある暗い姿で写したりといろいろ工夫してみてください。写真もペーパークラフトも一層楽しめます。

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