ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)

2 レンズの基礎知識(デジタル一眼レフカメラ用交換レンズ)

 コンパクト・デジカメの場合はレンズを選べませんが、デジタル一眼レフカメラの場合には、カメラ選びの一部としてレンズを選ぶ必要があります。レンズ選びは大変なようですが、このように多彩なレンズを使えることが、デジタル一眼レフの一番の強みです。最近はズームレンズとセットになっているデジタル一眼レフも多く、セットになっているズームレンズは、旅行やポートレイトに適しているものが多いので、初心者はそれを選ぶと良いでしょう。

2-1 レンズの種類と特徴

 カメラのレンズには通常「50㎜、1:2.8」などという数字が記されています。これは焦点距離が50㎜、最も明るい絞り値(開放値)が2.8だということを意味しています。絞り値については後述するとして、ここでは焦点距離とレンズについて紹介します。
 デジタル一眼レフの交換レンズは「焦点距離」によって、以下のように大きく分類されています。焦点距離というのは、レンズの中心点から、撮像面(フィルムやCCD/CMOS)までの距離のことで、一般的に、数字が大きくなるほど望遠になって遠くのものを大きく撮影でき、逆に数字が小さくなるほど広角になって広い範囲を撮影できるようになります。
 なおこの焦点距離と「超広角レンズ」等の種類名は一般的なもので、厳密に対応するものではありません。「広角レンズは24から35㎜」という定義づけは、行われていないからです。

 焦点距離
・20mm以下    :超広角レンズ
・24~35mm程度  :広角レンズ
・50mm前後    :標準レンズ
・70~120mm程度  :中望遠レンズ
・135mm~300mm程度:望遠レンズ
・300mm超    :超望遠レンズ

 またこれ以外に、焦点距離を大きく変えられる「ズームレンズ」、近くの被写体を大きく写せる「マクロレンズ」の他、「魚眼レンズ」など特殊効果用のレンズがあります。
 その他、新しいレンズとして「コンバージョンレンズ」と「パンケーキレンズ」についてもご参考までに簡単に紹介していますので、興味のある方は、そちらも合わせてご覧ください。

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