ちょき☆ぱたん デジタルカメラの豆知識 (chokipatan.com)

5 レンズ購入時の注意点

5-1 交換レンズとカメラの適合性

 最後に、交換レンズを購入する前に、一つ注意していただきたいことがあります。それは「交換レンズは、そのカメラのメーカーのものしか使えないことがある」ということです。それだけでなく、同じメーカーのものでも、違うカメラシリーズの交換レンズとしては使えない場合もあります。実際に商品を選ぶ場合には、これに気をつける必要があります。
 違うカメラメーカーの交換レンズを使用できないことがある理由は、レンズとカメラ本体をつなぐ「レンズマウント」がメーカーごとに違っていて、互換性がないためです。「マウントアダプター」という装置を使えば、ある程度融通もききますが、AF(オートフォーカス)が使えなかったりするので、どうしても使いたいという場合以外にはお勧めできません。
 また同じメーカーでも、カメラが違うと使えないことがあるのは、デジタル一眼レフ用のレンズには、「APS-C用」と「35mmフルサイズ用」の2種類があるためです。エントリー・モデルとして最も売れているデジタル一眼レフの多くは「APS-C用」のレンズを使いますが、プロカメラマンの方が使っているような高級機は「35mmフルサイズ用」のレンズを使っていることが多いのです。
 この違いは、デジタル一眼レフ本体が採用している映像素子の大きさからきています。APS-C規格が、ひと回り小さいAPS-Cサイズ相当(約23×16mm)の撮像素子を採用しているのに対し、35mmフルサイズ規格は、35mmフィルムサイズ相当(約35×24mm)の大きい撮像素子を採用しています。交換レンズはこれらの規格に最適な光学設計になっているので、規格に合うカメラ本体・レンズを組み合わせる必要があるのです。(ただしAPS-C規格のデジタル一眼レフであれば、通常、APS-C用レンズと、35mmフルサイズ対応レンズの両方を装着できるようになっているようです。エントリー・モデルで写真にはまった人が、スムーズに高級機へ移行できるようにとの配慮でしょうか? 逆は不可能なことが多いようですが……高価なカメラ本体を使用する人は高画質・高表現力を追及する方でしょうから、あえてそれに低スペックのレンズをつけようとする人が少ないからでしょうか……)
 以上のような理由から、交換レンズは、それをつけるカメラ本体とセットで考える必要があります。購入の際には、販売店に相談するか、カタログ、メーカーのHPで適合性を必ず調べてください。
 また、矛盾するようですが、Canonのカメラ本体には、必ずしもCanon製のレンズしか装着できないというわけではありません。マウントや規格さえ合えば、もちろん他社のメーカーでも、使えるのです。SIGMAやTAMRON、Tokinaといったレンズメーカーは、同じレンズをCanon用、Nikon用、PENTAX用等で、マウントを分けて出しています。これらのメーカーも手ごろな価格で良い製品を販売していますので、それらもぜひ検討対象に加えてみてください。カメラの新製品が出ると、カメラ雑誌が性能紹介などをしてくれますので、それを参考にすると良いでしょう。

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