ちょき☆ぱたん 写真補正の豆知識 (chokipatan.com)
第3部 実践2写真補正のコツ編
2 写真補正&加工のヒント
2-2 写真にグラデーションで色を塗る
写真を切り取るのではなく、写真の周辺を白っぽくぼかすことで、ふわっとしたソフトな印象を与えたい時には、「円形グラデーションを利用して周囲を白く塗りつぶす」という方法があります。
美少女の写真などで、被写体の周辺がほわっと柔らかく白(またはピンク)色になっているのを見たことがあると思います。ペーパークラフト作品の写真にも、これを適用することで、写真の周辺部にソフトフォーカスフィルターがかかったように見せ、どことなくメルヘンな感じを与えることが出来ます。その方法は次の通りです。
(1)写真のレイヤーの上に、新しいレイヤーを作成します。
(2)新しいレイヤーが選択されていることを確認し、「描画色」を白に、「不透明度」を50%程度に設定、「グラデーション」ツールで「グラデーションの種類」は「描画色から透明に」を選び、「円形グラデーション」の「逆方向」にチェックを入れて、中央から周辺部にドラッグします(透明度等の%や色は好みで設定してください)。
この手法を使用して、空の色を思い通りに変えることも出来ます。
例えば曇り空に撮影したお花畑の写真の空の色だけをより青くしたい場合には、「描画色」を青色、「不透明度」を30%程度、「描画色から透明に」「線形グラデーション」を選んで、写真の上から下にドラッグします。こうすることで、灰色の空の写真の上に青色を薄いグラデーションでのせることが出来て、あたかも晴天で撮影したような写真に自然に仕上げることが出来ます。