ちょき☆ぱたん 写真補正の豆知識 (chokipatan.com)
第2部 実践1基礎編2加工処理
1 レイヤー
1-9 レイヤーモードの実例(17~25)リニアライト他
レイヤーモード(描画モード)の実例のさらに続きです。「ドン・キホーテ」のフィギュアの本を抱えた腕部分の写真のレイヤーの上に、「ちょき☆ぱたん」というテキストレイヤーを重ねたものです。
(17) リニアライト
合成色に応じて明るさを減少または増加させ、カラーの焼き込みまたは覆い焼きを行います。合成色(光源)が 50 %グレーより明るい場合は、明るさを増して画像を明るくします。合成色が
50 %グレーよりも暗い場合、画像は明るさを減らすことで暗くなります。
(18) ピンライト
合成色に応じて、カラーが置換されます。合成色(光源)が 50 %グレーより明るい場合、合成色より暗いピクセルは置換されます。合成色より明るいピクセルは、変更されません。合成色が
50 %グレーより暗い場合、合成色より明るいピクセルは置換されます。合成色より暗いピクセルは変更されません。
(19) ハードミックス
基本色と合成色に応じて、カラーを白、黒、レッド、グリーン、ブルー、イエロー、シアン、マゼンタに減らします。
(20) 差の絶対値
各チャンネル内のカラー情報に基づき、合成色を基本色から取り除くか、基本色を合成色から取り除きます。明るさの値の大きい方のカラーから小さい方のカラーを取り除きます。
(21) 除外
差の絶対値モードと似ていますが、効果のコントラストはより低くなります。
(22) 色相
ベースカラーの輝度と彩度、およびブレンドカラーの色相を持つ最終カラーが作成されます。
(23) 彩度
基本色の輝度と色相および合成色の彩度を使用して、結果色を作成します。
(24) カラー
基本色の輝度と、合成色の色相および彩度を使用して、結果色を作成します。これにより、画像内のグレーレベルが保持され、モノクロ画像のカラー化とカラー画像の階調化の際に使用されます。
(25) 輝度
基本色の色相および彩度と、合成色の輝度を使用して、結果色を作成します。このモードでは、カラーモードと反対の効果が作成されます。
※アンチエイリアスとは、選択範囲の境界部分に中間調を配置して滑らかに見せる技術のことです。ディザは、パレットのカラー数では表現できない色域を、パレットの色を使って近似的な画像処理を行って表示する技術です。グラデーションなどは色数が少ないとうまく表示できませんが、ディザ処理を行うと、本来の画像により近いイメージで表示されます。