ちょき☆ぱたん 写真補正の豆知識 (chokipatan.com)
第2部 実践1基礎編2加工処理
1 レイヤー
1-6 レイヤーモード(描画モード)
レイヤーモードや描画モードにより、ペイントツールまたは編集ツールでの操作を画像内のピクセルにどのように合成するかを調節します。
ちょっと分かりにくい感じですが、レイヤーモードは「複数のレイヤーがある場合に、上にあるレイヤーの画像を、その下のレイヤーにどのように合成して表示させるかを指定する」もので、描画モードは「ペイントや塗りつぶしの場合に、すでに書いてある画像にどのように上書きするかを指定する」ものです。
この項目では「レイヤーモード」として上下のレイヤーが重なった時の色の合成方法として説明しますが、ペイントの場合の、これから描く色がこれまでに描かれていた色とどう合成されるかの「描画モード」も基本的には同じです。
なお、この項目内の「基本色」とは画像内の元のカラーを、「合成色」はペイントツールや編集ツールで適用されるカラーを、「結果色」は合成により生成されるカラーをそれぞれ意味しています。複数のレイヤーの場合には、描画モードを適用するレイヤーを「合成色」、そのすぐ下のレイヤーを「基本色」、合成後の状態を「結果色」と呼びます。
レイヤーモード(描画モード)の例には「標準」「ディザ合成」「乗算」などがあり、デフォルトの描画モードは「標準」です。