ちょき☆ぱたん 写真補正の豆知識 (chokipatan.com)
第1部 実践1基礎編1写真補正
3 Photoshop Elementsで補正を行う前の準備作業
3-3 Photoshop Elementsの基本操作を知る
3-3-4 画像の一部選択(1)選択範囲の作成方法
画像を編集する場合には、まず画像のどの部分を編集対象にするのかを決めて選択範囲を作る必要があります。選択範囲は、通常、閉じた点線で囲まれて表示されます。選択したい範囲の形や状況に応じて、次の(1)から(8)の選択ツールの中から使いやすいものを選んでください。形が複雑な場合には、クイック選択ツールやマグネット選択ツールを利用すると比較的簡単に選択できます。
また選択したい対象よりも、それ以外の部分の方が選択しやすい場合もあります。その場合は、まずそれ以外の部分を選択してから、「選択範囲メニュー」「選択範囲を反転」の順に指定すると、選択範囲を反転させることが出来ます。
ここで選択した範囲は、あとから追加や部分削除を行うことも可能です。「Shift」キーを押しながらドラッグすると選択範囲が追加され、「Alt」キーを押しながらドラッグすると、その部分を選択範囲から削除できます。(オプションバーの「選択範囲を追加」ボタンや「現在の選択範囲から削除」ボタンに切り替えてドラッグしても同様の処理ができます)
また選択したものを背景から切り抜きたい場合には、(1)から(8)のツール以外に、「マジック抽出」機能を利用することもできます。作品を撮影した写真などで、背景としてシンプルな布などを利用している場合には、この「マジック抽出」を利用した方が簡単に切り抜けると思いますので、試してみてください。(「マジック抽出」については、次の「選択範囲の操作」項目を参照してください。)
あるオブジェクトを選択範囲にして切り抜く時には、境界線があいまいだと切り抜きにくい場合があります。このような時は、一時的に写真に極端なコントラストをつけて境界線をはっきりさせてから切り抜くと、作業がしやすくなる場合があります。切り抜きが終わったら、コントラストを元に戻しましょう。
また切り抜いたオブジェクトを合成写真用に使用する場合には、オブジェクトの境界線は、ぼかしておいた方が背景に自然になじみやすいので、0.5~1pixcel程度ぼかしましょう。
なお選択範囲が指定されていない場合は、編集対象は、画像全体か、各編集ツールが対象と認識するピクセル範囲になります。
(1) 長方形選択ツール
(2) 楕円形選択ツール
(3) なげなわツール
(4) 多角形選択ツール
(5) マグネット選択ツール
(6) 自動選択ツール
(7) クイック選択ツール
(8) 選択ブラシツール