ちょき☆ぱたん 紙の豆知識 (chokipatan.com)
2-1-2 紙の特性(紙の目、色)
(3) 紙の目(流れ目)
紙の目はコシに関係します。縦目(流れ目)方向よりも横目方向の方が紙の剛度(コシ)が高いので、切り折りするときには、紙の目にも注意しましょう。
紙の流れ目は、ないにこしたことはないのですが、紙を機械製造する過程で、どうしても出来てしまいます。これを考慮して、作品の切り折りと紙の目の方向を同じにできるよう、余裕のある大きめの紙を選んだ方がいいでしょう。
(4) 色
色つきのペーパークラフトを作る場合、画用紙を使うこともあると思いますが、通常は、パソコンの家庭用プリンタでデザインを印刷する場合が多いと思います。その場合は、市販の「ペーパークラフト用またはPOP用インクジェット用紙」を使うのが最も良いでしょう(パッケージに「ペーパークラフト用」「POP用」または「ペーパークラフトに使えます」等の記述のあるものです)。
柄を印刷する場合は、インクとの相性も大切です。インクジェット用紙には、染料インクや顔料インクに適性のあるものがありますので、お使いになっているインクに合わせて選んでください。なお、ペーパークラフトを作る場合は、耐光性と耐水性の面で、顔料インクの方が、染料インクよりも適していると思われます。(詳細は「インクジェット紙」の項目を参照してください)
また白一色のペーパークラフトを作る場合は、ケント紙をおすすめします。(詳細は「ケント紙」の項目を参照してください)
※POPとは(Pint of purchase advertising)の略で、直訳すると「購買時点の広告」で、お店の店頭店内におけるすべての情報活動を意味しています。POP用の紙とは、商品のそばに置く「商品の説明を書いた紙」を作るための紙のことで、書店などで平積みの本の脇に手書きで「店長お勧めの本。いま一番泣ける!」などと吹き出しで書いてある厚紙のことです。