ちょき☆ぱたん 写真補正の豆知識 (chokipatan.com)
第2部 実践1基礎編2加工処理
3 描画・レタッチ
3-1 カラーの選択
(1) 描画色と背景色
描画色は、ブラシツールまたは鉛筆ツールでペイントするときや、塗りつぶしツールで選択範囲を塗りつぶすときなどに、画像に適用するカラーのことで、初期設定は黒です。
これに対して背景色は、イメージとしては「背景として画用紙の一番下に書いた色」で、初期設定では白です(白い画用紙のイメージそのままですね)。消去された領域やグラデーションには背景色が使用されます。
もっと具体的に説明すると、ブラシツールなどで描画を行う場合や、塗りつぶしツールなどで塗りつぶす場合は、描画色で設定された色が使用されます。つまり赤い絵の具(描画色)をブラシにつけてリンゴを描くような感じですね。
これに対して、塗りつぶしツールなどで塗りつぶされた箇所を消しゴムツールでなぞると、背景色で設定された色が表示されます。例えば、クリーム色の背景(背景色)に、ブラシで赤いリンゴ(描画色)を描いた部分を「あ、まちがっちゃった」と消しゴムでなぞると、赤いリンゴが消えて、またクリーム色の背景色に戻る……という関係になります。
描画色と背景色は、ツールボックスの下部にある 2 つの重なったボックスで確認や変更ができます。上のボックスは描画色で、下のボックスは背景色です。
(2) カラーの選択
カラーの選択には、次のような方法を使えます。
(2)-1 ツールボックス
現在設定されている描画色、背景色はスールボックスに表示されています。
(2)-2 Adobe カラーピッカー
ツールボックスの「描画色」「背景色」アイコンをクリックすると、「カラーピッカー」ダイアログボックスが開きますので、カラーフィールドとカラースライダを使って、四角いパネルの中に色を表示させ、描きたい色をその中からピックアップして設定します。
(2)-3 スウォッチパネル
スウォッチパネルは自分の使いたい色を登録できるパレットのようなもので、選びたい色をクリックするだけで色を選択できます。
(2)-4 スポイトツール
使いたい色が画面内にすでにある場合には、スポイトツールでそこをクリックするだけで色を設定できます。