ちょき☆ぱたん 紙の豆知識 (chokipatan.com)

9 紙の作成方法

 一般的に紙は、「1.植物繊維を取り出す」「2.紙をすく」「3.脱水・乾燥する」という手順で作成されます。現在では、手漉き和紙などのごく一部の例外を除いて、ほとんどが機械で製造されています。
 ここでは次の3パターンの紙づくりの方法を解説します。
・パルプから紙へ(機械化された方法)
・樹皮から和紙へ(日本の伝統的和紙の製法)
・古紙から紙へ(家庭で製紙する方法)

※「古紙から紙へ」は機械化された方法ももちろんありますが、ここでは紙の製法を理解しやすいように家庭で製紙する方法を紹介します。

 ところで紙作りのポイントは紙を「すく」ことですが、これは水に溶かしたパルプを簀の子(すのこ)や網の上に広げることを言います。
 また「すきかた」には「流しずき」と「溜めずき」があり、「流しずき」は、紙すきの時に道具(簀桁)を前後(左右)に揺り動かす手法で、「溜めずき」は、揺り動かさないすきかたです。一般的に利用されているのは「溜めずき」の方で、「流しずき」は和紙を作るなど特殊な場合にしか利用されていません。


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