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第1部 本
(しかけ絵本&技法、ペーパークラフト)

パズル

気がるにスリザーリンク1(ニコリ)

『気がるにスリザーリンク1 (日本語) 新書 ? 2017/4/10
ニコリ (著, 編集)


(感想)
 新書版サイズの本で「スリザーリンク」を気軽に楽しめるパズルの本で、全部で99問(+ウォーミングアップの2問)のパズルがあります(もちろん全問、解答付きです)。
 スリザーリンクは、ワクの中の数字をヒントに、点と点をつないで1つの輪っかをつくるパズルで、ニコリ発のオリジナルパズルなのだそうです。
 一見簡単そうに見えますが、実は難易度が一番やさしいものでも、それなりに頭を使わないと解けないものが多くて、きちんと輪っかにつなげることが出来ると、「やった!」という爽快感を味わえます。
 輪っかとして全部をつなげないといけないので、最後の最後で、「ああ、どうしても、ここがつながらない!」という部分が出来てしまうと、それまでメモしてきた線全部を消さなければいけなくなることも結構あります(涙)。難易度が高い大きい盤面でこれが起きると、「うわ……」と地獄を味わってしまうことも(涙、涙)。「カックロ」とか他の加算系の算数パズルだと、「ここだけは絶対に決まっている」という部分があるので、そこまで地獄にはならないのですが、スリザーリンクは、「ここだけは絶対に決まっている」部分がすごく細かいので、その部分だけを残してメモを消す方にむしろ手間がかかってしまうのです……。
 だから、このスリザーリンク、すごく好きなパズルではあるのですが、楽しいのは「難易度低めのやつ」だけ(汗)。なのに「難易度低めのやつ」はすぐに終わってしまい、残っているのは「地獄めぐり」のみになることもありました(汗、汗)。
 ああ……「難易度低めのやつ」だけをたっぷり楽しめる本が欲しい……と思っていたら、いつの間にか「気軽に」シリーズが発売されていました。ぱらぱら眺めてみたら、新書版サイズなので盤面があまり大きくなくて、難易度がそれほど高くなさそう。
「これよ! これ!」
 ってことで、早速やってみることに。
 ……ううう……楽しい! すごく楽しい!
 自分に合った難易度のスリザーリンクの本が、こんなに楽しいとは☆
 難易度低めとは言っても、「スリザーリンク」自体、けっこう難しいパズルなので、最初のパズルから頭を使わされて、「よし、解けた!」という快感も味わえます。
 それに、なんと言っても、解くのにあまり長時間かからないものが多いのが最高。Part1のパズルなんかは、本当に1問あたり数分で解けてしまいました。気分転換に最適です☆
 全体としては難易度低めの「スリザーリンク」ばかりではありますが、難易度はじょじょに高くなっていくので、最後になっても「簡単過ぎて飽きてしまう」こともないと思います。と言うか……後半になると結構難しいです。地獄に近づいていきます……(汗)。
 もちろん冒頭には「スリザーリンクの遊び方」という解説があり、初心者でも楽しめるよう例題を使って丁寧に説明してもらえます。そして最後には全問の解答図も。もっとも「スリザーリンク」は、自分で答え合わせがすぐに出来るので、私自身は、この解答図で答え合わせをすることはほとんどありませんが……。
 またオマケ(?)として、なぜか「立体視」を楽しめるページもあります(笑)。
「スリザーリンク」を気軽に、たっぷり楽しめる本でした。算数系のパズルが好きな方は、ぜひ一度お試しください。とっても楽しいですよ☆
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 ニコリの他の本、『全問解説数独』、『とことんカックロ』、『とことんスリザーリンク』、『まるまる推理パズル』、『パズルノート 世界の危機は手の中で 丘の上のひみつの学校』、『ニコリのエニグマ』、『ニコリのエニグマ 2』、『ニコリのエニグマ 3』に関する記事もごらんください。
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 この「気がるにスリザーリンク」シリーズは、全部で6冊出ています。

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