ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

絵本づくり

ダヤンの絵本づくり絵本

『ダヤンの絵本づくり絵本』2001/11
池田 あきこ (著)


(感想)
 絵本づくりのコツと楽しさを教えてくれる本です。あの人気キャラクター、猫のダヤンの作者の池田あきこさんが、自分の経験を通して、キャラクター作りから絵本が出版されるまでのことを具体的に分かりやすく説明してくれます(しかけ絵本の作り方ではなく、一般的な絵本の作り方の本です)。
 1章は「絵本づくり教室」。自分で絵本をつくる時にやるべきことを順番に教えてくれます。イメージトレーニングとして、ダヤンと友達のイラストに空白のふきだしが描かれた4コマ漫画に、自分でその会話内容を書き込んでみる……とか、とても実践的に学ぶことが出来ます。
 2章は「絵本のできるまでを見てみよう」。池田さんの絵コンテや、本絵の描き方、コツなどが紹介され、書店に絵本が並ぶまでのだいたいの過程が分かります。
 3章は「絵本は楽し」。池田さんの好きな絵本や絵本作家が紹介されています。
 ダヤンの絵が例に使われているというだけで、心が躍ってしまうのですが、特に2章の池田さんの本物の絵コンテや、それを完成までもっていく過程の部分は、ダヤンファンだけでなく、すべての絵本好きの人にとって、とても興味深いのではないでしょうか☆
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 池田あきこさんの他の本、『ダヤンのめいろ』、『ダヤンの塗り絵』に関する記事もごらんください。
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 ダヤンの絵本には、しかけ絵本『ポップアップ絵本 ダヤンのたんじょうび』などもあります。また、『ダヤンのアートブック』は、池田あきこさんに密着取材して「ダヤンの描き方」を教えてもらった本で、制作過程が参考になります。その他、ダヤン好きには嬉しい『猫のダヤン ポストカードBOOK』もあります☆
 人気の絵本作家が、絵本作りについて教えてくれる本には、他に、「みづゑのレシピ」シリーズの『新装版 ディック・ブルーナさんの絵本のつくりかた』や『飯野和好と絵本―ストーリーを考える・キャラクターをつくる』もあります。
 また、絵本作家の仕事について知りたい方には、『絵本のいま 絵本作家2013-14』、『絵本作家という仕事』、『MOE絵本教室』という本もあります。

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