ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(海外の作家)
 ※日本語の本(翻訳版)もあります

しかけ絵本・ディスニー

トントンギコギコおうちをなおそう

『トン トン ギコ ギコ おうちを なおそう (ディズニー幼児絵本(書籍))』2013/9
ダニエラ・プルッセ (著), ラーヴェンスブルガー・ブーフフェアラーク・オットー・マイアー (編集), ヴォルフガング・メツガー (イラスト), いのまた かずお (翻訳)


(感想)
 大工道具の名前と形を音としかけで楽しく学ぶことができる、しかけ絵本です(ディズニーの絵本ですが、ミッキーなどのディズニー・キャラクターは出てきません)。
 例えば刷毛の場合、かなり分厚いページに埋め込まれている紙の刷毛を引っ張ると、シャーと刷毛で壁を塗る聞こえます。かなり実際の工具に近い音が出るのですが、なんと音を出しているのは、電子的なしかけではありません。紙を擦る音で、刷毛の音が表現されているのです。
 ただし、音を出す仕組みは、紙だけで構成されているのではないようです。本を破って確かめたわけではありませんが、音色から考えると、ドリルの音を出しているのは、ページ裏に埋め込まれた金属のようですし、のこぎりなどは、マジックテープのざらざら面を擦り合わせているようなギコギコ音がしています。いろいろな工夫で、電子音を使わずに、実際の工具の音にかなり近い音を出しているようです。
 本は軽い厚紙でできていて、とても丈夫ですので、何度も引っ張って音を出して遊ぶことが出来ます。動かし方も、実際の工具に近い動かし方が出来るという、よく出来た、しかけ絵本です。

・表表紙:回転しかけがついていて、回すと、この本で学べる工具が窓から次々に見えます。止まった場所で「かちゃ」と停止音がするのも楽しい。
・1~2ページ目:左ページに、壁に穴を開けているお父さんのイラスト。右ページに工具のドリル(取っ手をつまんで引いたり押したりすると、ギュルルと金属音がします)。
・3~4ページ目:左ページに、ローラーや刷毛でペンキ塗りや壁紙貼りをする家族のイラスト。右ページに、工具の刷毛とローラー(押し引きすると、擦り音がします)。
・5~6ページ目:左ページに、金づちで釘を打つお父さんのイラスト。右ページに、工具の金づち(支点で回転させて釘を打つと、トントン音がします)。
・7~8ページ目:左ページに、プライヤを回してパイプを締めるお父さんのイラスト。右ページに、工具のプライヤ(プライヤを開けたり閉じたりすると、クィッ、クーと音がします)。
・9~10ページ目:左ページに、ノコギリで木を切るお父さんのイラスト。右ページに、工具のノコギリ(押し引きすると、ギコギコ音がします)。
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 ディズニーの他の本、『Whistle While You Work(Snow White)』、『Pirates of the Caribbean』、『アリス イン ワンダーランド』に関する記事もごらんください。
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 この絵本の工具は絵本から取り出すことは出来ませんが、『たのしいどうぐばこ(ステファン・T. ジョンソン)』は、なんと工具を取り出すことができる、しかけ絵本です(別の作家の本ですが)。スパナやかなづちなどが取り出せ、本についているボルトをスパナでくるくる回して遊ぶことも出来ます☆ ジョンソンさんの『ぼくのしょうぼうしゃ』も、消防士になりきって遊べる楽しい絵本。両方とも丈夫な厚紙で出来ているので、ちょっと乱暴に扱っても大丈夫だと思いますが……すごく重いので、本をテーブルや床に置いて遊ぶことになるでしょう(笑)。その他、同じような工具の本には、『ぼくは だいくさん』などもあります。
 機械に関心のある賢いお子様には、『どうなってるの?きかいのなか』などもあります。
 また、この本と同じディズニー幼児絵本シリーズからは、他にも、楽しく遊べたり、文字や数字などを学べたりする、『ディズニー クリスマス マグネットえほん』、『ミッキー・ミニーと おふろで たのしく あいうえお』、『くまの プーさんと おふろで たのしく 1から 10』、『新知能アップシールえほん』シリーズなど色々なしかけ絵本が出ています。

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