ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(海外の作家)
 ※日本語の本(翻訳版)もあります

しかけ絵本・バタイユ、シャラット

What's in the Witch's Kitchen? (まじょのキッチン)

『洋書:What's in the Witch's Kitchen?(英語)』2011/7
 Nick Sharratt (著)

『和書:まじょのキッチン (めくりしかけえほん) 』2013/9
ニック シャラット (著), Nick Sharratt (原著), 小川 ミキ (翻訳)

(感想)
 一見簡単そうに見えるしかけなのですが、ええ? どうなってるの?とペーパークラフト好きなら、何度も左右に開けて確かめずにはいられない、しかけ技法が使われています。
 魔女の台所の冷蔵庫やオーブンなどについている扉を右に開けるのか左に開けるのか、上に開けるのか下に開けるのか、開け方しだいで絵柄が変わってしまうのです。
 例えば冷蔵庫、右から開くとチーズが入っているけど、左から開くと……!
 さすが魔女の冷蔵庫です。
 しかけがあるのは全部で見開き8ページです。しかけはとても薄いので、最初に開いた時には気づかないかもしれないほどです。魔法のような仕組みをぜひ一度、自分の目で確かめてみてください。
   *   *   *
 ニック・シャラットさんの他の本、『きりのもりのもりのおく(The Foggy, Foggy Forest)』、『Once Upon a Time』に関する記事もごらんください。
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 『まじょのキッチン』のような不思議なめくり方をする絵本は、他に知りませんが、めくりタイプのしかけ絵本は他にも色々あります。
 例えば、H.A.レイさんのロングセラー絵本『じぶんでひらく絵本』は、右側のページが折り返しになっていて、それを開くと隠れていた何かが見えるという非常に簡単な構造のめくりしかけ絵本ですが、子供に「誰の家かな」と言いながら一緒に折り返しを開き、「あ、○○のお家だったんだね」などと対話しながら読んで楽しむことが出来ます。
 いしかわこうじさんの『はなのさくえほん』も、折り畳まれたページを開いてめくるしかけですが、これは左右だけでなく上下にも開くので、ぐんぐん育った大きな花が咲きます。また『はなのおうち』、『きのこのおうち』などには、飛び出すしかけもあります。その他にも『太陽系のふしぎ』、『トックトック―これだれかな?ドアをあけてごらん』、『ぴよちゃんとさわってあそぼ!めくってばあ!』など、さまざまな本があります。

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