ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本
(しかけ絵本&技法、ペーパークラフト)

しかけ技法(日本の作家)

すぐ作れる材料&型紙つき

ポップアップカード入門

『ポップアップカード入門 (入門シリーズ)』2011/8
菊地 清 (著)


(感想)
 人気シリーズ「紙ワザ工房」の菊地清さんが、ポップアップカードの作品とその作り方を紹介してくれます。
 「入門」とあるように、すごく簡単な技法が使われているので、とても簡単に作れます。
 しかもこの本には、そのまま切ってすぐにカードが作れる型紙がついているので、びっくりするほど簡単に楽しいカードが作れてしまいます☆
 そのまま切って作ることができるカードは、「りんご」「セミ」「ふくろう」「うさぎ」「観音様」「富士と扇子」「月の砂漠」「金魚の昼寝」の8つです。「月の砂漠」「金魚の昼寝」以外は、5分程度で作れると思います。
 ただ……簡単なカードは、このままではちょっと味気ないかな、という感じがありますので、より見栄えを良くしたい方は、カラーの厚紙を一回り大きなサイズに切って、台紙として裏面に貼りましょう(完成見本図もそのようになっています)。また、飛び出しが中央だけなので両サイドが寂しいなと感じる方は、両サイドに、文字を書く・文字スタンプを押す・模様のマスキングテープを縦に長く貼る・リボンやシールを貼る・カラー厚紙をクラフトパンチで切った模様を散らして貼りつける、などの工夫をすると良いでしょう。
 菊地清さんは「平行折」という技法を得意とされていて、今回もその技法が中心ですが、それ以外にも、貼りつけた部品が飛び出すカードや、ジャバラの紙バネを裏面に貼ることで飛び出すカード(簡単ですが意外に珍しい技法)などもあって楽しめます。
 桜の花びらのクラフトパンチをつかった満開の桜の木のカードは、不器用な方でも失敗なく簡単に作れるのに(時間はちょっとかかりますが)、とても見応えのある作品が出来上がるので、ぜひ作ってみたいと思います☆
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 菊地 清さんの他の本、『紙ワザ建築 世界遺産』、『しかけ絵本の基礎知識 実技編〈1〉平行折り・斜折り』、『ペーパークラフト 紙ワザ工房―平行折りと基本テクニック』、『はさみで5分、初めての立体カード』、『紙仏巡礼』に関する記事もご覧ください。

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