ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
健康&エクササイズ
回復人(ウィッテン)
『回復人 体中の細胞が疲れにつよくなる』2024/2/29
アリ・ウィッテン (著), アレックス・リーフ (著), 加藤輝美 (翻訳)
(感想)
慢性的な疲労に悩まされていたウィッテンさんが、自らの経験をもとに、「疲労」からの「回復」方法を具体的に教えてくれる本で、主な内容は次の通りです。
1章 ミトコンドリア!
エネルギーの「でどころ」を増やす
2章 「体内時計」を修復する
「深い睡眠」を体のすみずみまで効かせる
3章 「脂肪」を燃やす
毎週0・6キロ燃焼する
4章 「腸の壁」の修復
見えない「腸漏れ」。自分のお腹を強くする
5章 「糖」を食べて疲れない
「いちばんいい量」を巡らせエネルギーに変える
6章 疲労脳
脳細胞をクリアに、フレッシュにする
7章 エネルギー生成フード
身近で、簡単に摂れて、ミトコンドリアに効くものを厳選
*
「はじめに」には、次のように書いてありました。
・「ここ10年ほどで行われた相当数の研究により、疲労をもたらす真の原因が明らかになった。その原因とは「ミトコンドリア機能障害」だ。」
・「(前略)ミトコンドリアを修復してエネルギーの再生と成長を促し、さらには新しいミトコンドリアを1からつくり出す方法を知れば、疲労は克服できる。」
*
……ミトコンドリアに悪影響を及ぼす要因としては、次のものがあるそうです。
・概日リズム(体内時計)の調節異常と不眠
・体脂肪過多と筋力不足
・腸内細菌叢の不調
・血糖異常
・栄養素毒性と栄養不良
・神経伝達物質およびホルモンのバランス喪失
*
……そして、
「(前略)栄養摂取や概日リズム、睡眠、腸内環境、身体組成、脳の健康、さらにミトコンドリアの状態を整えれば、プラス効果が連鎖反応的に体全体へと広がっていくのだ。」
*
1~6章では、ミトコンドリアの機能障害をどう修復するか(予防するか)について、詳しい説明がありました。「体内時計を修復するために規則正しい生活をする」ことと適切な「食事」「運動」「睡眠」を行う……ごく一般的な「健康生活」で良いようです。
個人的に特に参考になったのは、「7章 エネルギー生成フード」。ここでは、身近で、簡単に摂れて、ミトコンドリアに効くものを厳選して紹介してくれるのです。
そのごく一部を紹介すると、次のような感じ(本文では詳しい説明があります)。
<果物:フレッシュでさまざまな「プラス作用」がある>
・ザクロ:抗ガン効果あり、スタミナUP
・ブルーベリー:認知機能にプラス、骨量減少を防ぐ など
<微細藻類>
・スピルリナ:代謝系に良、持久力向上 など
<付け合わせ:ついでに疲れに強くなる>
・ブロッコリー・スプラウト:解毒物「スルフォラファン」をたくさん含む
・ニンニク:血圧改善効果あり など
<ナッツ類、シード類、脂肪分の多い果物:うまくとれば「とてつもない利点」が>
・アーモンド:脂肪の「吸収」を抑える など
<繊維質の野菜:栄養を逃がさない食べ物>
・トマト:心臓病はじめ、あらゆる「死亡率」を下げる など
<動物性タンパク質:栄養の含有量が高いからうまく摂る>
・卵:栄養が「シーフード」クラスのスーパー卵 など
<全粒穀物:摂るなら「オーツ」>
・オーツ:特殊な「繊維」で、ミネラルのすぐれた供給源
<豆類>
・黒豆:食後の「血糖値上下」を抑える など
*
そして「おわりに」には、本書の1~6章で推奨されていることが、まとめて書いてありました。そのごく一部を紹介すると、次のような感じです。
<概日リズムを整えて質の高い睡眠を取る>
・6~12時間の時間枠のなかで食事を摂る
・夜遅くの食事は避け、できれば午後7時から8時までに夕食を終える
・毎日同じ時間に食事を摂る
・カフェインの摂取は午前中か午後の早い時間までにする など
<体脂肪を落とし筋肉を増やす>
・毎食十分なタンパク質を摂る。肉、大豆、プロテインパウダーなどの高品質な摂取源から、少なくとも30グラムずつ
・毎食、繊維質の野菜をたっぷり摂ることを食事の中心にする など
<腸を整え微生物叢の多様性を保つ>
・1日あたり少なくとも30グラムの繊維を、できればプレバイオティクスに富む食品から摂る
・少なくとも1日1度はなんらかの発酵食品を摂る など
<血糖をコントロールする>
・繊維質の野菜とタンパク源を食事の最初に摂り、デンプンは最後に摂る など
<脳を回復させる>
・できるかぎり高品質で、加工は最低限に抑えた食品を摂る
・毎食、繊維質の野菜を食事の中心にする
・ナッツ類、豆類、全粒穀物を定期的に摂る
・適量のEPAとDHAを摂る(1日あたり500~1000ミリグラム)
・水をたくさん飲む など
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『回復人 体中の細胞が疲れにつよくなる』……体を回復させるプログラムについて、科学的な根拠とともに具体的に教えてくれる本で、とても参考になりました。私自身は現在は疲労困憊状態に陥ることもあまりなく、すでに「食事」「運動」「睡眠」に気をつけている健康生活をしているので、現在の生活を続ければいいことを再確認しただけでしたが……読んでよかったと思います。
毎日の生活で疲労感に苦しんでいる方は、ぜひ読んでみてください。何か改善へのヒントをつかめると思います。
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『回復人』