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第1部 本

 IT

Googleアナリティクス4 設定・分析のすべてがわかる本(小川卓)

『「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス4 設定・分析のすべてがわかる本』2022/10/20
小川 卓 (著)


(感想)
「Googleアナリティクス4」による目標設定・レポート分析・改善&施策を総合的に解説してくれる本で、内容は次の通りです。
Chapter 1 GA4の概要と思想
Chapter 2 実装と初期設定
Chapter 3 レポート機能
Chapter 4 探索機能
Chapter 5 計測の実装と設定
Chapter 6 管理画面の利用方法
Chapter 7 GA4を活用した分析手法
Chapter 8 他ツールとの連携
Appendix 付録
・GTMの初期設定
・GTMを利用したサーバーサイドタグでのGA4の実装
・GA4用語集
・公式リンク集
・FAQ
「Chapter 1 GA4の概要と思想」には、Google Analytics 4について次のように書いてありました。
「Google Analytics 4(以下「GA4」)は、Googleが無償(有償版もあり)で提供している「アクセス解析ツール」です。アクセス解析ツールとはウェブサイト内のユーザー行動(足跡)を見ることができるツールの総称です。サイトを訪れた動きを把握することにより、どこで行き詰まりが起きているかを発見したり、サイト内外で行った取り組みの効果を把握することができます。」
 また「Chapter 2 実装と初期設定」によると、「自社サイトのデータをGA4で取得できるようにするプロセスは、大きく分けて「1.Googleアナリティクスの管理画面でGA4のプロパティ(計測用の箱)を作成する」「2.計測記述をGoogle Tag Maneger(以下「GTM」)経由あるいは直接タグをページに記入して導入する」「3.計測のための初期設定を行う」の3つになります。」だそうです。
 そして「Chapter 3 レポート機能」では、GA4で用意されている、基本的な指標を見るための「レポート」機能が紹介されています。
ホーム画面で閲覧できるデータは次の通りです。
・主要指標の時系列データ(表示される項目はGA4の利用状況や取得データに依存)
・過去30分間のユーザー
・最近表示したレポートへのリンク
・閲覧頻度が高いレポートのデータ
・データの急激な変化を発見
   *
 またレポートのスナップショットで閲覧できるデータは次の通り。
・サイト全体のユーザー、新しいユーザー、平均エンゲージメント時間、合計収益の日別推移
・過去30日分の国別ユーザー数
・Insights(GA4が見つけてきたデータに関する気づき)
・新規ユーザーの流入元
・すべてのセッションおよびエンゲージメントのあったセッションの流入元
・国別のユーザー数(全体・新規・リピート)
・アクティブユーザー数の推移
・ユーザー維持率
・閲覧数が多い上位ページ
・発生回数が多いイベント
・各コンバージョンの数
・購入回数が多い商品
・どのプラットフォームでコンバージョンしたか(Web・iOSアプリ・Androidアプリ)
   *
 さらに「Chapter 4 探索機能」では、「GA4では、最初から用意された各種レポート群以外に「探索」機能が存在します。探索機能は、用意されたレポートとは異なり、自ら項目を選択して表やグラフを作成します。」に関することが説明されていました。
 そして、「Chapter 5 計測の実装と設定」では、取得したデータの設定を変更したり、追加のデータを計測したりするための実装方法を紹介、「Chapter 6 管理画面の利用方法」では、GA4の管理画面の各メニューと設定方法を紹介してくれます。
 また「Chapter 7 GA4を活用した分析手法」では、GA4を利用してどのようにウェブサイトの分析を行うべきか、その流れやポイントの紹介があり、レポートの作成例もありました。
 この章には、「オススメの探索レポート設定例12選」もあり、初心者の方はここで紹介されるレポートを真似して自社サイト用レポートを作ってみると、GA4を理解・活用しやすいのではないかと思います。オススメの探索レポート設定例12選は次の通りです。
1)時系列レポート
2)集客レポート
3)初回獲得エンゲージメントレポート
4)訪問回数レポート
5)ランディングページレポート
6)入口・出口レポート
7)コンバージョンレポート
8)外部リンククリックレポート
9)ファイルダウンロードレポート
10)主要動線の遷移
11)複数コンバージョン重複レポート
12)コンバージョン直前ページ逆引きレポート
 またここには、「GA4レポートと探索を活用した分析例」もあり、これもとても参考になると思います。
 さらに「Chapter 8 他ツールとの連携」では、GA4のデータを他のツール(「Google Optimize」「Googleデータポータル」「Google BigQuery」「Googleスプレッドシート」)で活用する際の設定やポイントが紹介されていました。
 Google Analytics 4について総合的に解説してくれる本でした。巻末には「Appendix(付録)」もあり、これらも便利に使えそうです。GA4を活用している方はもちろん、活用を検討中の方もぜひ読んでみてください。
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 なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。

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