ちょき☆ぱたん　お気に入り紹介　(chokipatan.com)

第１部　本

しかけ絵本（海外の作家）
　※日本語の本（翻訳版）もあります

その他の海外の作家

フラミンゴ&アルパカ（マクレランド）

『フラミンゴ&アルパカ Flamingo & Alpaca (ぬりえ+クラフト)』2018/7/30
ケイト・マクレランド (イラスト)

（感想）
　塗り絵と紙工作を簡単に楽しめる絵本です。
　本はリング綴じになっていて、ページはしっかりした厚紙でできています。かわいいアルパカのイラストが描かれているのですが、よく見ると胴体と足がバラバラになっています……そう、これはイラストに絵を塗って、ページから外し取り、切り込み部分で部品を組み合わせることで、立体作品（ここではアルパカ）を簡単に作ることができる「塗り絵クラフト」ブックなのです☆
　塗り絵は、キラキラした緑色のインクで印刷されているので、輪郭線がキラキラ輝いて、とても綺麗です。かなり細かい線模様が描かれているので、それを細かく塗り分けることも出来ますし、面倒なら細かい部分を全部同じ色で塗ってしまっても、細かい線が模様になるので、どんな塗り方をしても、それなりに素敵に見えると思います。
　イラストは表紙に描いてあるイメージの、ポップで可愛い絵柄です。どう塗ったらいいのか、塗り絵の色に迷う人は、表紙のイラストを参考にして、同じように塗るといいでしょう。
　部品は型抜き部分に切り目が入っているので、はさみなどを使わなくとも切り取ることができます。

　塗り絵と工作の順序はどちらが先になっても構わないとは思いますが、普通は塗り絵を先にすると思いますので、塗った後にきちんと乾く絵具を使った方がいいと思います。そうでないと、組み立ての時に手や作品が汚れてしまいます。この本の帯では、「色鉛筆、カラーペン、クレヨン、絵具」で塗ることが推奨されていましたが、そういう意味では、クレヨンは避けた方がいいかもしれません。ところで、この絵本、本の中に「この本の使い方」が書いてありません。「作り方は、イラストに好きな色をぬって、パーツを型抜きして組み立てるだけ」なので、「使い方説明」は不要だとは思いますが、これが書いてあるのは「帯」だけなので、「帯」は捨てないように気を使た方がいいと思います。
　ページ数は全部で10ページ。アルパカやフラミンゴの他、パイナップルやサボテンなどの立体作品を作ることが出来る他、つるし飾りも作ることが出来ます。どれもみんなキラキラかわいいものばかりなので、パーティの飾りにも使えそう。……というか、パーティの時に、みんなで色を塗って組み立てていくのも楽しいかもしれません。ページ一枚ごとに、別々に作業が出来るようになっています。
　とても楽しくて素敵な「塗り絵クラフト」ブック。抜き出して工作を楽しみ、立体作品として飾ることも出来るし、抜き出さずに、そのまま絵本として保存しておくことも出来ます。
　お子さんの美的感覚や器用さを養うのに役に立つのはもちろん、パーティを盛り上げるグッズにも、お年寄りの楽しいリハビリにも色んな活用法ができると思います。楽しんでみてください☆
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　このシリーズには、他にも『ユニコーンUnicorn (ぬりえ+クラフト)』、『イースター Easter (ぬりえ+クラフト)』、『クリスマス Christmas (ぬりえ+クラフト)』などの本があります。

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