ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(海外の作家)
 ※日本語の本(翻訳版)もあります

その他の海外の作家

ハッピーディ 花束になるブーケブック(ハッチ)

『ハッピーディ 花束になるブーケブック』2019/8/8
モーリー・ハッチ (著), いぶき けい (翻訳)


(感想)
 花のパーツを動かすと、本が可愛い花束に変身するという驚きの仕掛けがある絵本です☆
「花のパーツをすべて上にあげると、カラフルで可愛いブーケになる」と書いてあったので、切り抜かれた花のパーツを折り上げるとブーケになるのかなあ? と想像したのですが、実際にはなんと「一本の切り花のような花のイラスト」が「ハトメ」で丈夫なページに留めてあり、それを回して上にあげると、本のページからぴょんと飛び出す仕組みになっているのでした! 本のページを折り上げる仕掛けだと、折り目がだんだんクタクタになっていって、何度も持ち上げているうちに、花がだらんとしおれていくんじゃなかなーと懸念していたのですが、そんな心配はまったく不要だったのでした(笑)。
 花束になる花のイラストもかなり丈夫な紙でできているので、何度回し上げても、綺麗なまま鑑賞できるのではないかと思います。
 全ページの花を上に持ち上げると、表紙の絵のイラストのような素敵な花束になります。
 そしてなんと……この本のカバーをはずすと、中表紙は花瓶の絵になっているのです! だから花を持ち上げて、本のカバーを外すと、本当に素敵な花束になってしまう、まさに素晴らしい「ブーケブック」なのでした☆
 全ページの花を持ち上げて豪華な花束を作ることもできますが、自分の好きな花1本だけを持ち上げることも出来るので、いろんな組み合わせを楽しむこともできますし、角度を変えて雰囲気を少し変えることも出来ます。
 しかも絵本には厚みがありますので、花束になった状態でも、この本一冊でなんとか自力で立つことが出来るようになっています(うまく立たない場合は、ページを少し開き気味にするといいと思います)。
 とても素敵な花束になるブーケブック。贈り物にも最適だと思います。紙製の絵本なので、生花を持って行っても大丈夫かなと心配になるような病院でも安心です。1ページ目に、花のイラストと、回して上に持ち上げられる小さなカード(To:とFrom:が書いてあります)があるので、そこに贈る相手の名前と自分の名前を書くことも出来ます(花束に添えるカードのイメージです)。
 この絵本では明るい暖色系の花束が出来るので、お祝い事や誰かを元気づけたい時、さらに母の日のプレゼントにも最適だと思います☆ この絵本でセレクトした花(デイジー、ガーベラ、ヒマワリ、バラ、ゼラニウム、ラナンキュラス、スイセン、ヒエンソウ、ジニア、クロッカス)は、花言葉も、お祝いと喜びのキモチを表現するものばかりだそうです。とても素敵なしかけ絵本で、お勧めです☆

・1ページ目:花のイラストとメッセージ。回して上に持ち上げられる小さなカード(To:とFrom:)つき
・2~3ページ目:左:デイジーの花言葉と解説。右:デイジーのイラスト(背景)と、回して上に持ち上げられる白いデイジーのイラスト。
・4~5ページ目:左:ガーベラの花言葉と解説。右:ガーベラのイラスト(背景)と、回して上に持ち上げられる赤いガーベラのイラスト。
・6~7ページ目:左:ヒマワリの花言葉と解説。右:蝶とヒマワリの種イラスト(背景)と、回して上に持ち上げられる黄色いヒマワリのイラスト。
・8~9ページ目:左:バラの花言葉と解説。右:装飾模様のイラスト(背景)と、回して上に持ち上げられる黄色いバラのイラスト。
・10~11ページ目:左:ゼラニウムの花言葉と解説。右:蝶や虫、ゼラニウムのイラスト(背景)と、回して上に持ち上げられる紅色のゼラニウムのイラスト。
・12~13ページ目:左:ラナンキュラスの花言葉と解説。右:蝶とラナンキュラスのイラスト(背景)と、回して上に持ち上げられるオレンジ色のラナンキュラスのイラスト。
・14~15ページ目:左:スイセンの花言葉と解説。右:スイセンのイラスト(背景)と、回して上に持ち上げられる黄色いスイセンのイラスト。
・16~17ページ目:左:ヒエンソウの花言葉と解説。右:ヒエンソウとリボンのイラスト(背景)と、回して上に持ち上げられるピンクのヒエンソウのイラスト。
・18~19ページ目:左:ジニアの花言葉と解説。右:蝶とジニアのイラスト(背景)と、回して上に持ち上げられる赤とピンクのジニアのイラスト。
・20~21ページ目:左:クロッカスの花言葉と解説。右:虫とクロッカスのイラスト(背景)と、回して上に持ち上げられるピンクのクロッカスのイラスト。
   *   *   *
 このブーケブックには、英語版の『Happy Day (Bouquet in a Book): Turn this Book into a Bouquet』と、寒色系の花束になる『あなたを想って 花束になるブーケブック』(その英語版『Thinking of You (A Bouquet in a Book): Turn this Book into a Bouquet』)もあります。

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