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第1部 本

生活

賢く建てるお金のかけ方・おさえ方

『賢く建てるお金のかけ方・おさえ方』2019/9/4


(感想)
 知っておけば、損しない「家づくりに関するお金のかけ方・おさえ方」を分かりやすく教えてくれる本です。内容は次の通りです。
1 コストに関わる家と敷地の基礎知識(凹凸のない四角い家はメリットいっぱい、小さく建てればコストも低く 他)
2 予算内でも美しく 内装の賢いアイデア(成功する内装のルール)
3 使いやすくて無駄がない収納の賢いアイデア(成功する収納のルール)
4 どの部屋も細かくチェック!部屋別の賢いアイデア(成功するリビングのルール、成功するキッチンのルール 他)
5 ランニングコストも考えて設備選びの賢いアイデア(成功する冷暖房設備のルール、成功するキッチン設備のルール 他)

 冒頭のページには、「予算内で賢く建てるお金のかけ方・おさえ方」に関するポイントが書いてありました。
「お金をかけるべきところ」のポイントとしては、「あとから手を加えられない「家のつくり」にはお金をかける」「耐久性、安全性に関わる部分はケチらない」「手や足で直接触れるパーツは心地いい素材を選ぶと満足度UP」で、次の点を考慮すべきだそうです。
1)安全性に関わる「躯体の丈夫さ」
2)補修が高額になる「屋根と外壁」
3)住み心地を左右する「断熱の工夫」
4)満足度を高める「素材やパーツ」
   *
 逆に「お金を抑えるべきところ」のポイントとしては、「一体化できる空間を探す(扉や壁の数を減らす)」「手持ちの家具や既製品を使える部分まで造ろうとしていない?」「便利に見える新機能、使用頻度はどのくらい?」で、次の点を考慮。
1)少ないほど減額になる「部屋の数」
2)合言葉はざっくり「収納のつくり」
3)「内装の種類」を抑えて統一感を出そう(種類が増えると割高になる)
4)意外と使わない「最新の設備」をしっかりチェックする
   *
 そして、これらの「お金のかけ方・おさえ方」を踏まえた「収納のルール」や「リビングのルール」などを具体的に紹介してくれます。
 例えば「収納のルール」は、次の4つ。
1)まずは今ある物をチェック。新生活は何と暮らす?
2)何を入れるにも奥行き一列分が正解
3)日常の動きに合わせて場所を決める
4)設置場所を絞りシンプルに作ってコストダウン
   *
 作り付け収納は、棚や枠、ポールをつけるだけのシンプルな設計にすると、専門の職人ではなく、家の施工と同じ大工さんに作ってもらえるので、コストを抑えられるそうです。作り付けの収納は、大工さんに作ってもらえる程度のシンプルなものにしておいて、そこに自分の気に入った籠や箱、引き出しつきボックスなどを入れるようにした方が、自分のライフスタイルに合わせて、どんどん模様替えも出来るし、むしろ暮らしやすい家になるかもしれないと思いました。
 家を建てるときの賢いお金のかけ方・おさえ方を教えてくれる本でした。素敵な家や室内の実例写真も豊富で、見ているだけでも楽しいです。これから家を建てようと考えている方は、ぜひ読んでみてください。お勧めです☆
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 なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。

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