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第1部 本

生活

すごい家事(松橋周太呂)

『すごい家事 - 人生の「掃除の時間」をグッと縮める』2015/12/4
松橋 周太呂 (著)


(感想)
 数々の家事の悩みを解決してきた「家事えもん」の松橋さんが、「掃除」「洗濯」「料理」のノウハウを紹介してくれる本です。松橋さんが工夫してきた「がんばらないのに家事の効率が劇的に上がるスゴ技テクニック」や愛用している「秘密道具」を実名で教えてくれます。
 例えば、油汚れには「電解水」、水アカ汚れには、「クエン酸や重曹」、樹脂やインク汚れには「クエン酸」などを使うと簡単に汚れを落とせるのだとか。(本の中では、商品名で紹介してくれていますが、ここではあえて一般名で紹介させていただきます。紹介されているのは、東急ハンズなどで買える「少し高めの洗剤」ですが、効果が抜群なので掃除時間がかからず、かえって「安上り」なのだとか)。
 すごく参考になったのが、「優秀掃除アイテム」の紹介。特にキッチンペーパーやラップの部分は、「これは是非やってみよう」と思わされたので、以下に簡単に紹介させていただきます(本ではもう少し詳しく説明があります)。
「(キッチンペーパーに)カビ取り剤をしみ込ませ、フロアワイパーにつけて風呂場の天井を拭く。その後、水を含ませたキッチンペーパーで洗剤を拭き取り、さらに乾いたキッチンペーパーで水気を取る。」
「まるめたラップをスポンジ代わりにすれば、洗剤成分がスポンジ内部に吸われず効果的に掃除できる。また洗剤の上に貼りつけてパックをしても効果的。」
 ラップをスポンジ代わりにする、というのは知っていましたが、スポンジよりも「洗剤を無駄なく使える」ということには気がつきませんでした(汗)。確かに……高い洗剤を使うときには、ラップを使った方が、無駄がなくていいですね。これは貧乏人の強い味方!
 また「大掃除は夏休み、年末はプチ掃除」という提案にも大賛成! 大掃除をするには、年末は忙しい上に寒すぎると、いつも思っていました! 「油汚れは気温の高い夏の方が落としやすい」のは確実ですし。お子さんと一緒にやって、もしかしたら「夏休みの自由研究のテーマ」にも出来るかもしれないのだとか。そうできたら、一石二鳥ですね(笑)。
 この他、部屋干しで洗濯をするときのコツや、料理のコツ(レシピ)も満載。
 料理は完成図がカラー写真で掲載されているので、すごく美味しそう。料理の作り方を見ると、そんなに簡単そうには思えませんでしたが(汗)、意外なレシピがいっぱいあるので、料理の得意な方にとっても、参考になるものがあるのではないかと思います。
 例えば、お中元でいっぱい貰いがちな「そうめん」については、パスタ風にしたり、ピザ生地にしたり、なんとクロワッサンにまで! 詳しい作り方が載っています。
 また「青じそジュレのお刺身サラダ」の「青じそジュレ」の作り方(青じそドレッシングにゼラチンを溶かし混ぜて(熱処理する)、冷凍庫で冷やし固める)を覚えておくと、すごく便利かも。パーティの準備の時にこれを作っておくと、キラキラが映えて、すごく「特別な料理を出してもらった」感がしそうです☆
 家事全般のコツを教えてもらえる本でした。一人暮らしを始める「家事初心者」の方はもちろん、家事が苦手な方も是非読んでみてください☆
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 なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。

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