ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(海外の作家)
 ※日本語の本(翻訳版)もあります

その他の海外の作家

ツリーハウスホテル(ベイトソン)
Tree House Hotel(Bateson))

『和書:ツリーハウスホテル』2017/10/14
マギー ベイトソン (著), カレン ウォール (イラスト), Maggie Bateson (原著), & 2 その他』

『洋書:Tree House Hotel(英語)』2017/11/16
Maggie Bateson (著), Karen Wall (イラスト)  


(感想)
 ページを広げると、大きなツリーハウスホテルが飛び出すしかけ絵本です。他のページを切り取って作る人形(動物)や家具を使って、遊ぶことも出来ます☆
 一見すると、『ようせいのゆめのおしろ』などの、ベイトソンさんの他のメリーゴーランド型しかけ絵本と同じように見えますが、なんとこの絵本は、「メリーゴーランド」型ではなく、普通の「飛び出す」仕掛けで、大きなツリーハウスホテルが飛び出すのです。
 だから本を立ててリボンで縛る必要もなく、ページを「開く」だけで「建物」が大きく立ち上がります。「メリーゴーランド」型の建物に比べると、ちょっと不安定ではありますが(汗)、丈夫な厚紙を使っているので、飛び出す絵本の中の建物とはいえ、それなりに頑丈な作りになっています。ちょっと不安定なのは、やっぱりツリーハウスだからかも(笑)。ちゃんと二階建て(?)以上のような複層構造で、椅子やテーブルなどの家具も置けます。
 この大きなツリーハウスが飛び出すのは、最後のページで、その直前のページには、大きな袋がついています。さらに、その前の4ページ(2枚)は、ツリーハウスに設置するための家具やお客様の人形を作るための部品になっていて、これを切り取って組み立てたものを、ツリーハウスホテルに配置すると、「ごっこ」遊びを楽しめるという絵本です。しかも、工作や「ごっこ」遊びを楽しんだ後は、人形や家具を平面に戻して、絵本の中の大きな袋に収納することも出来るのです。
 だからこれは、場所を取らずに楽しめる絵本型(紙製)の「人形の家」です。『ようせいのゆめのおしろ』のシリーズほど立派ではありませんが(汗)、手ごろな価格の割に十分遊べる絵本なので、贈り物にしても、とても喜ばれると思います。
・1~5ページ目:ツリーハウスホテルのオープニング・パーティのお話(イラストのみで仕掛けなし)
・6~7ページ目:ツリーハウスホテルのお客さんや小物の部品(両面)。自分で切り取って小物などにします(切り目が入っているので、手で切り取れます)。
・8~96ページ目:ツリーハウスホテルの家具や飾りの部品(両面)。自分で切り取って家具などを組み立てます(切り目が入っているので、手で切り取れます)。残念ながら組み立て方が書いてありませんが、構造が簡単なので、たぶん誰でも組み立てられると思います(裏表紙で、一部のものだけは組み立ての完成図を見ることができるので、それを参考にしましょう)。
・10ページ目:荷物を入れるトランク型の大きな袋(切り取った人形や家具の部品を保管するのに使います)
・11~12ページ目:広げると、ページをはみ出すぐらい大きなツリーハウスホテルの建物全体が飛び出してきます(人形や家具を配置して「ごっこ」遊びが出来ます)。
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 ベイトソンさんの他の本、『ようせいのゆめのおしろ』に関する記事もごらんください。

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