ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
しかけ絵本(海外の作家)
※日本語の本(翻訳版)もあります
その他の海外の作家
なるほど恐竜TOP5(クレイボーン)
『なるほど恐竜TOP5 (科学しかけえほん) 』2017/2/13
アンナ クレイボーン (著), Anna Claybourne (原著), 梅田 智世 (翻訳)
(感想)
肉食恐竜や翼竜、首長竜などの恐竜たちを12種類に分けて、トップ5形式で紹介してくれる恐竜図鑑のしかけ絵本です。
この本の面白いところは、「骨まで見えるX線スキャナーで体のなかをのぞける」ところ(笑)。表紙の絵でも分かるように、恐竜の想像図に「X線スキャナー」がついていて、それをスライドさせると、恐竜の骨格が見えるようになっているのです。
えー! どんな仕掛けなんだろ? と、わくわくしながら本を見てみたら……フルカラーで描かれた恐竜の迫力あるイラストの上に、透明なシートが重ねてあって、その上に恐竜の骨格が黒い線で描かれているので、その間に挟んである「水色シート」をスライドさせると、その部分の骨格だけが見えてくる……という意外に単純な仕掛けでした(汗)。よーく見ると、恐竜のイラストに重ねてある透明シートには、黒線の恐竜骨格が「いつでも」見えているのです。恐竜のイラストが黒っぽくて肌に複雑な模様があるので、骨格の線画が目立たないだけで……。
なーんだ、そうだったんだ……と思ってしまいましたが(汗)、スライド部分がかなり「スキャナー」っぽいので、スライドして動かすと、本当に骨格をレントゲンで眺めているみたいな感じがします。仕組みは単純ですが、わりと珍しいしかけなので、技法に興味がある方にとっては参考になると思います。
飛び出すなどの派手な仕掛けはありませんが、しかけ絵本としては恐竜の解説も充実しているので、眺めているだけでも楽しめるのではないでしょうか。
・目次(3ページ目)~5ページ目:恐竜の解説&イラスト、本の使い方など(しかけなし)
・6~7ページ目:左:どうもうな肉食恐竜たちの解説&イラスト、右:肉食恐竜の骨格も見えるイラスト(X線スキャナーのしかけ)
・8~9ページ目:魚を食べる恐竜たちの解説&イラスト(しかけなし)
・10~11ページ目:植物を食べる恐竜たちの解説&イラスト(卵の中が見えるめくりしかけあり)
・12~13ページ目:左:首の長い恐竜たちの解説&イラスト、右:首の長い恐竜の骨格も見えるイラスト(X線スキャナーのしかけ)
・14~15ページ目:角の生えた恐竜たちの解説&イラスト(トリケラトプスの想像図と骨格図のめくりしかけあり)
・16~17ページ目:ユニークな頭の恐竜たちの解説&イラスト(しかけなし)
・18~19ページ目:体の小さな恐竜たちの解説&イラスト(コンプソグナトゥスの2種類の想像図のめくりしかけあり)
・20~21ページ目:左:よろいを着た恐竜たちの解説&イラスト、右:よろいを着た恐竜の骨格も見えるイラスト(X線スキャナーのしかけ)
・22~23ページ目:平たいくちばしをもつ恐竜たちの解説&イラスト(しかけなし)
・24~25ページ目:とがったくちばしをもつ恐竜たちの解説&イラスト(ケラシノプスの想像図と実際の化石図のめくりしかけあり)
・26~27ページ目:左:空を飛ぶモンスターたちの解説&イラスト、右:空を飛ぶモンスターの骨格も見えるイラスト(X線スキャナーのしかけ)
・28~29ページ目:深海の怪獣たちの解説&イラスト(サラソメドンの想像図と頸椎の骨格図のめくりしかけあり)
・30:さくいん(しかけなし)
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クレイボーンさんは、同じような仕掛けの『びっくり動物TOP5 (科学しかけえほん)』などの本も出しています。
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