ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
しかけ絵本(海外の作家)
※日本語の本(翻訳版)もあります
Matthew Reinhart(マシュー ラインハート)
Tim Burton's The Nightmare Before Christmas Pop-Up(Reinhart)
『洋書:Tim Burton's The Nightmare Before Christmas Pop-Up: A Petrifying Pop-Up for the Holidays (Petrifying Pop Up)(英語)』2018/10/2
Matthew Reinhart (著)
(感想)
大人気のミュージカルアニメーション映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(原題:The Nightmare Before Christmas)を題材にした大型のしかけ絵本です。
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は1993年公開の古い映画ですが、ユニークなキャラクターのデザインも素晴らしいし、物語もとても面白いので、2018年の今でも根強い人気がある傑作アニメーション映画です☆
この絵本では、しかけ絵本の最高の名手・Reinhartさんが、その技術を惜しみなくつぎ込んで、ティム・バートンの『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の世界を見事に表現しています。大きな飛び出し&引っ張り仕掛けがあるだけでなく、本のページを大幅にはみ出して高く聳え立つ仕掛けもあり、動く仕掛けなどなど、見どころがたっぷり。眺めているだけで、凄くわくわくさせられます。Reinhartさんの『Transformers』と並びたつ最高傑作の一つだと思います。
ちょっとホラーっぽいところもありますが、楽しいハロウィン絵本なので、お子さんにも楽しめる内容だと思います。でも……繊細な仕掛けが多く、価格もかなり高価(65ドル、日本円で8千円ほど)なので、どちらかというと大人向け、ファン向けのしかけ絵本かも。とても高価な絵本ですが、それだけの価値はある素晴らしい絵本。お勧めです☆
・1~2ページ目:ページを開くと、中央にかぼちゃ形の大きな城が立ち上がります。つまみを引っ張ると、その中から、ハロウィン・タウン王様のジャック・スケリントンが勢いよく登場します。左下に小さなしかけ絵本(3ページ):月を眺めるジャックと彼を見つめるサリーが飛び出します。右下に小さなしかけ絵本(3ページ):クリスマスツリーが立ち上がります。
・3~4ページ目:陽気で明るいクリスマスの街が、大きく立ち上がります。左下に回転するメリーゴーランド。つまみを引くと、窓が開いたり、ジャックが出てきたりする動くしかけもあり。美しい雪景色の中、色鮮やかな電飾で飾られた街全体がクリスマスを祝います。右下に小さなしかけ絵本(5ページ):ジャックがクリスマスの準備をしたり、サンタクロースが捕まったりします。
・5~6ページ目:恐怖と悪夢に満ちたハロウィン・タウンで進められるクリスマス計画。クリスマス準備が進むハロウィン・タウンが大きく立ち上がります。雪のつもった屋根を引っ張って開くと、中でいろんなことをしているのが見えます。左下に、ジャックと幽霊犬が飛び出す小さなしかけ絵本(3ページ)。右下に、サンタクロースとサリーが飛び出す小さなしかけ絵本(3ページ)。
・7~8ページ目:中央に、悪者の袋お化け、ウギー・ブギーが大きく立ち上がります。左下に小さなしかけ絵本(3ページ):3枚のトランプ・カードとともに、ジャックが飛び出してきます。右下に小さなしかけ絵本(3ページ):虫の詰まったウギー・ブギーが飛び出します。下のつまみを引くと、縫い目が裂けそうになって虫が出てきそう……。
・9~10ページ目:ジャックに救いだされたサンタクロースがトナカイと空を駆けるハロウィン・タウンが、高く高く立ち上がります。満月の下でジャックとサリーが寄り添います。
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