ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
ペーパークラフトの本(日本の作家)
紙工作(切り紙、ペーパークラフト、モビール、他)
デコクラフト デコレーション切り絵―紙で作るかわいい布風クラフトアート(藤井陽子)
『デコクラフト デコレーション切り絵―紙で作るかわいい布風クラフトアート』2008/10
藤井 陽子 (著)
(感想)
布風のパーツを切り取り、台紙に貼っていく切り絵の「デコクラフト(デコレーション切り絵)」作品を作ることが出来る本です。本の8割以上が、台紙と部品が印刷された用紙になっていて、ページを切り貼りすることで、9個のデコクラフト作品を作ることができるペーパークラフト・ブックです。
『デコクラフト クリエーターズブック トイボックス』とは違って、原則として「デコペン」で立体化はせず、平面的な部品のままで貼りつける作品ばかりです。デコペンを持っている方は、立体化することも出来ますが、立体化すると下絵の点線が少し見えてしまうかも(笑)。それもまた「手作り感」が出て、むしろいいかもしれませんが……。(なお、この本には、デコペンなどの専用道具も付属していません。)
作品を作るのに、本の他に必要なのは、はさみ、接着剤、ピンセットです。それと、アートナイフやカッターも、あると便利だと思います。作品を作るのには、アートナイフやカッターは必要ありませんが、この本のカード(台紙)はなんと両面印刷になっていて、裏面の縁にレースの枠が印刷されているのです。この部分は「デコレーションパーツ」として使うために準備されているようですが、カッターでカード部分だけをうまく切り抜くことで、レースの枠を、作品の簡易な額縁として使うことも出来ると思います。
この本の「デコクラフト」は平面のままのパーツを貼りつけるので、要するに「貼り絵」なのですが、パーツが布風になっているので、アップリケしたみたいな感じのカードが出来上がり、ただの紙の貼り絵よりも上等な感じがします。デコペンで軽く立体感をつけると、さらにグレードアップするかも。これらのパーツは、スクラップブッキングにも応用できそうです。
それでも基本は、「パーツを切って」「台紙に貼る」というだけなので、お子さん(小学生ぐらい)でも作れそうです。楽しく遊びながら、手先を器用にすることが出来るのではないでしょうか。
作ることのできる作品の中には、ハロウィンやクリスマスがモチーフになったものもあるので、額縁に入れて飾ってもいいし、カードとして誰かに送ってもいいと思います。(なお台紙の裏面は白紙で、サイズは葉書やL版です)。
すごく遊べるクラフトブックです。自分で作っても楽しいし、工作が好きな友人に贈っても喜ばれるのではないでしょうか。
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藤井さんの他の本、『デコクラフト クリエーターズブック トイボックス』に関する記事もごらんください。
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