ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
ペーパークラフトの本(日本の作家)
紙工作(切り紙、ペーパークラフト、モビール、他)
ねこ切り絵: 切って飾って癒される、暮らしを彩る猫、ねこ、ネコ(高木亮)
『ねこ切り絵: 切って飾って癒される、暮らしを彩る猫、ねこ、ネコ』2016/7/6
高木 亮 (著)
(感想)
ねこの切り絵の本です。表紙の絵のような、可愛いねこの切り絵の図案とともに、作り方を教えてくれます。いろんな猫の表情を楽しめて、切り絵を作らなくても、この本を眺めているだけでも、とても癒されます(笑)。ちなみに表紙の写真は、黒猫ユメの「にゃんぱらり」シリーズを並べたもの。上から落ちてきた黒猫が、着地するまでのポーズの全5体を、こんな風に窓とか壁に飾るとすごく楽しそう☆ モビールみたいに、上から糸で吊っても面白いかも。
この本の猫たちは、すごく可愛い上に、意外に作るのが楽なので、どんどん作りたくなってしまいます。106もの型紙がありますが、切るのが面倒なものは、ほとんどありません(型紙は300%など、自分の好きな大きさにコピーして使います)。
しかも作り方説明や道具紹介も、切紙作家ならではのアイデアが盛り込まれた実用的・実践的なものです。例えば、「道具をそろえよう」で教えてくれる「下敷き」。私は普通のカッターマットを使っていましたが、ここで紹介されるのは「ビニールのテーブルクロス」。ホームセンターなどで、はかり売りしている透明ビニールの5ミリほどの厚さのものだそうです。実は、「固いものだと(ペン型ナイフの)刃がすぐに痛む」ので、適度に柔らかい素材の方がいいのだとか! なるほど、しかも厚手のビニールのテーブルクロスなら安いので、使いすぎて痛んできても気楽に交換できますね☆
またスプレーのりを使う場合には、上半分を切り広げた大きめの紙袋の中で吹きつけると周囲を汚さず出来るとのこと……私は浅い段ボールなどを使っていましたが、確かに紙袋もいいですね。
さらに「作品の作り方」では、猫の目の部分について、「切り残しを防ぐため、角にあたる部分の線はわざと1~2ミリ長めに切って先を交差させます。」とありました。なるほど……私は、すべて切った後で、気になる角の部分だけを、先の尖ったクラフトはさみでさらに切っていましたが……この方法の方が楽だし、むしろ切り過ぎを防げますね。
こんな感じで、とても実践的な「作り方説明」を写真入りで教えてもらえます。
ねこのイラストも、単体のシンプルなものから、楽器とねこ、数字とねこ、つば切り絵のねこ、12カ月のねこなど素敵なものばかり☆ 誕生日カードのイラストとして使っても喜ばれるでしょうし、額に入れて壁に飾っても楽しめます。簡単に作れるのに、使い勝手がいいイラストが多いと思います。なかでも個人的に一番気にいったのは、黒猫がピアノの鍵盤を踏んでいる「ねこふんじゃった」。お洒落なユーモアが感じられます☆
眺めているだけでも気分が柔らかくなっていく癒しの猫たち。お勧めです☆
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高木さんは、他にも、この本と同じような『12か月のねこ切り絵: 切って飾って癒される、行事を彩る猫、ねこ、ネコ』の他、『ユメとバルーン 風吹く街で(きりえ画文集)』などの本を出しています。
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